ネオン街のダウト | kobacabana 3.0

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音楽、食、酒、街、男と女・・・・
日々に感じる雑感を
懸命にまとめています。

フレンチのシェフ、は女にモテる。食への造詣、手捌きに惚れてしまうのだそうだ。ハレンチな主婦、と聴き違えてしまっても、ニアリー・イコールということだろう。

センセイ、と呼ばれるご商売のひとも女にモテる。単に洋楽が詳しいひと、レコードコレクターだけだと、女にはモテない。知識が仇となり、蘊蓄がクドいと嫌われ「アーティストとか曲目言われても知らな〜い」と女に逃げられてしまう。


ポテサラが美味い。わざわざたまプラーザと鷺沼から奥地観光に下ってきた、バー経営者ふたりが唸るほど。「○より美味いねぇ」そう言う言い方、やめなさいって笑




女はセンセ、と肩書呼びながら飲めば周りの平民から見て「数段上の位のひとと仲良くしてるのよ」とマウント取れるのである。ブチョー、カチョー、カカリチョー、では低すぎる。一般的過ぎる。やはり、センセイが良い。

つまらない冗談でも大袈裟に笑いながら周囲の平民をチラリと見やってから、


「ヤダァ、センセイ。


もう〜、、、



エッチ★」


これで周囲との完璧な差別化が図れるわけだ。



太刀魚のカルパッチョ。立ち雄のパックンチョでも美味しいはず。


なかなか予約が難しい都内の高級店。個人的に先輩誘って飲みに行くことになった時のこと。1997年頃だったと思う。電話入れたら案の定、満席でと、つれなく断られた。直ぐに再度電話入れる。声色を軽めにトーンを変えて馴れ馴れしく。すぐにまた店員が電話を取る。つながった。

「どうも、忙しい仕込み中ごめんね、電通のkovaですー、○日19時、4人で取れないかなぁ?マガジンハウスのデスクたちと、なんだ。奴等、おたく初めてなんで連れていきたくって。。。」


直ぐに予約完了。世の中そんなもんである。当時は雑誌Hanako全盛の時代であった。



夏野菜を束にし煮凝りで固めた名作。こんなお通し出して良いんですか。


たまプラーザの居酒屋笑苦は、軽妙なトークと手捌きのシェフのファン♀が連日来店し、カウンターを陣取っている。私は女嫌いなのでなるべく一番乗りして、カウンターの端っこを陣取る。その後のバーTKでも端っこだ。端っこに座り人間観察して飲むのが一番楽しい。先日も、とある女性が色っぽい目元でこちらを微笑んで居るので自分に?と勘違いして、即そっと隣の男をチラ見すると、互いに微笑み合っているのを見てしまった。つまり通じ合っているのだ。ダウト、というトランプのゲームをご存知だと思うが、背徳の恋仲をこうして端っこに座ることで俯瞰できてしまう、と、余計に端っこが楽しくなる。端っこだと、だいたい男客が詰め込まれるので、大嫌いな女性客のマウントトークの被災者にならずに済む。

たまに、出足が遅れ混み合う店内に到着する時はわがままも言えないので、店主の案内した席に座る。その際、極々たまに、女性客の間に座らねばならない時もある。そう言う時は、気持ちを入れ替えていかにもラッキーだと言わんばかりの黒顔で、こうポーズを決める。



「美女リーーーチ!」