■金曜日
一週間ぶりのオフィスから、たまプ国際ターミナルに離陸、居酒屋Wへ直行。打ち合わせがあり、仲間とカウンター。店主とM嬢と馬鹿っ話できるのも楽しい。店主の貴重な平日休みも、付き合いに充てるなど、なかなか身体が休まらないのも大変そう。
根っからの必殺仕事人なのだろう。
雑音なく、会話がくっきり聴こえて楽しい晩だ。
バーTKへ。常連が集まりだし、いつもの賑やかな夜に。カウンターがどんどんと埋まっていき、私の隣は男性、男性、男性と埋まっていき、その男性たちは女性との密着感を楽しんでいる。
巨乳と二人でタクシーに乗って帰るが、すぐに寝てしまう。
彼は、巨漢を生かして飛距離が凄い。
来年は行こうね、夢の中で伝える。
■土曜日
お仕上げ、と先生が言うが、正確な日本語ではない(笑)誰も指摘しないのは、どうしたものか。今度飲んだときに伝えよう。
その仕上げの日、これまでの練習の成果を体現する千秋楽なのだが、朝からスマホかWi-Fiが調子悪く、練習用動画が観られない。仕方ないので、曲だけ二回聴いて家を出る。
元々はファンクグループのSkyy(スペルミスじゃない)のCall Meがベースとなった、テディ・ライリー率いるブラックストリートの曲。先生は90年代初頭のR&Bが好きで、映画ソウルフードのサントラから選んだ。数ヶ月前もヤーブロー&ピープルズの曲をベースにしたナンバーを選ぶなど、R&B好きならニヤリの選曲をやってのける。
私推し?押し?のCoCo壱。この使い方でよろしいでしょうか?最近この オシ を得意がって使う年配急増中。知らんけど(笑)
その先生が練習中にこんなことを美マダムらに言うのだ。
「なんでそんなにkovaさんて元気なの?
そうそう。あちこちに、kovaさん押しが、居るらしいわよ」
どういう意味だろうか。
こんな私のことをイチオシ、という女性が、あちこちにいるということか。
帰りがけに、リビングに暖炉があるという富裕層マダムに聴いてみたら、あっけない回答だった。
「?違いますよ。
kovaさんが、あちこちにお気に入りのひとが居るから、だからそれだけウキウキ元気にしている、という意味ざーますわよ」
リモート生活で行く先々なんて無い。
たまプじゃ、気位高いマダムばかりで相手にもされない。
ジムでは毎日ズンバ20年のマダムより、ビジネスマン35年目ズンバ回数彼女たちの1/3000 程度なのに、先生からマイク越しに巧いと誉められ、妬まれてしまった。
地元のバーでは男性客が優れており、
居酒屋では後期高齢者飲料制度、と呼ぶアル中ばかり。
たまに行く主治医の受付に、口のききかたが❌なパートが二人居るので、アクリル板越しに優しく注意し、その後主治医に配置転換したら?と伝え、
最近はめっきり姿を見ない。
私のオシは、Youです。
ダンス、ジムでエアロビクス、そして昼飯を。カレールウがおかわりできるのも嬉しい。福神漬けも美味しいし、スパイスもぶっかけ放題。静かにフュージョンが流れ、空いている店内。
駅前の窮屈な敷島パンより、ここ、CoCo壱が大人向き。
さてと、マッサージへ。
それにしても暖かすぎるだろ。
■日曜日
電話が鳴った。
義父が朝方に自宅で転び、ヨコソーに運ばれたと。結果、異常なく痛みだけあり、しばらく入院することになる。
家人はサポートに出かけ、私は来年の個展の企画書を読み、コメントなどを整理したりして過ごす。
本来なら、音楽聴いたり、レコード回したりして遊びたいが、不幸な長男、このまま自由なく死ぬのだろうか。
嗚呼!
フリーダムをこの私に与えたまえ!
午後3時
ジムへ。ズンバ。先生の掛け声、ハンドクラップが身体に染み付いているので、完璧に合わせられる。先生がニコリと笑うので、また、毎日ズンバ20年マダムらに、妬まれてしまうじゃないか。
初めてボクササイズ系クラスに出る。若く爽やかな男性コーチが皆を盛り上げ、メンバーさんたちは楽しそうだ。
このスポーツクラブは本当に運営が巧い。低能は経営者ばかりのコナミとは大違い。国内随一のコーチ陣だけが財産だったのである。
スポーツクラブは莫大にお金が掛かるハード(建物、プール、スタジオ、風呂回り)、と固定費として人件費、が必須。
それを数千人の近隣住民(その8割が有閑マダム)で負担するモデル。コナミのような歴史と教育プログラムが無いこのジムは、フリーランスのコーチたちがオリジナルで作り上げたプログラムが多い。
比較的安い世界的ライセンス(ズンバ、サルセーション等)には手を出し、新味を提供するわけだ。
器具を使った筋肉系、ステップ、ボクササイズ、それらをミックスさせたプログラムなど、全部、社員、コーチでオリジナルで作る。だから、ライセンス費用など要らないし、底抜けに楽しく提供するわけだ。
コナミのエアロビクスのように先生は抜群に優れていた。が、経営者が阿呆で存続できなくなり、今や、OKストアである。
ハードを確保し運営することは並大抵の苦労ではない。
いつも感謝しながらジムに通うのだ。そして私は、先生は教祖でなく、私達は信者ではない。
自由に好き放題できる一会員、であり続ける。
日々のストレスを汗で流し、美味しいビールを週に一回楽しめるここへ。愉快に飲み元気も取り戻し、爆睡。
さぁ、皆さん、仕事、大掃除、年賀状、お節料理作り、頑張ってください!