春に心が満たされて  ~The Four Freshmenが遺した名曲~ | kobacabana 3.0

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音楽、食、酒、街、男と女・・・・
日々に感じる雑感を
懸命にまとめています。

突風が洗濯物を叩きつけるような朝です。

もし桜が開花した後だったら、
その絢爛さ奪うような激しい天候ですが、
開花寸前まで来ているようで、心も躍ります。

さて、今朝は春到来にぴったりのナンバーをご紹介しましょう。

The Four Freshmenの、至極の名作です。

山下達郎さんのラジオ番組「サンデー・ソングブック」では、
幾度と無く紹介されている彼ら。

その優れた歌唱に加え演奏力も強力な、
後のビーチ・ボーイズにも影響を与える名グループです。

これもまた何度も書くことですが、
電子音がジャックするイマの音楽界ですが、
こうして優しいヒトの声を聴くのはとても心地が良いものですね。

押し付けがましいクドい和訳が得意!?なkovaの、
少々控えめな和訳で^^お楽しみください。

Beach Boysのカバーから。


There's a story told of a very gentle boy
And the girl who wore his ring


それは心優しき少年と、
彼からのリングを指にはめた少女のお話をしましょう


Through the wintery snow
The world they knew was warm

厳冬の雪に見舞われる中であっても
彼らの知る世界は、暖かなものでし


For their hearts were full of spring
彼らの心が、春に満たされていたからなのです

As the days grew old
And the nights passed into time
And the weeks and years took wing

そして時を重ね
幾夜も経て
幾週も幾年も
はばたくように時を経て


Gentle boy, tender girl
Their love remained still young


心優しき少年と慈愛に満ちた少女は
いつまでも若いままでいたのです


For their hearts were full of spring
彼らの心が、春に満たされていたからなのです

Then one day they died
そうしてやがて
その日がやってきました


And their graves were side by side
On a hill where robins sing


こまどりが囀(さえず)る丘で
彼らの墓は隣り合わせに並びました


And they say violets
Grow there the whole year round



やがてそこには
スミレが一年中咲き誇っていたと言います


For their hearts were full of spring
それは彼らの心が

春に満たされていたからなのです


By Bobby Troup <和訳:kova>


オリジナルは、もちろん、The Four Freshmen。
このロマンティックさに、言葉もありません。




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