『キナーレ・十日町市街地周辺エリア』の中心施設と言うより、
芸術祭全体の中心施設であるのが、2003年(第2回)の芸術祭に合わせて建設された
『越後妻有里山現代美術館キナーレ』という施設。
建物の外観は例によって撮ってませんが、大きな口の字型をした回廊のような構造で、
2階建てのコンクリートの建物になっています。
前回の時も記事にしました。 ⇒ 大地の芸術祭2012 その22 ~ キナーレ ~
建物の周りにも作品がいくつかありますが、そこらは前回とほぼ差はないのではしょります。
キナーレの回廊内に入ってまず目に飛び込んでくるのが
水が張られた回廊内にそびえる島。
こちらは『蓬莱山』という今年2015年の作品で、まぁ島でございます。
と言えばそれで終わってしまうんですが、近年その『島』を巡る問題も目立ってます。
そしてこの島の周囲、つまり回廊部分になるのですが
藁で作られたいろいろな乗り物が、このような感じで回廊内を取り囲んでいます。
そんな乗り物の中には
単純に子どもは喜びそうですが、これは戦艦ですよね。
さらには
空母なんてのもあったりして、作品自体に重いメッセージ性もあるのかと。
で、この島の裏側は
最初は『なんでこんな手抜きっぽくしちゃったんだ??』と思いました。
が。
うまく言えないですが、あえてこうしたのかなと思ってしまう部分もありまして。
でもまぁ、難しい話は抜きにして、この作品もどうせなら晴れた青空の下で観たかったと。
ただ、こちらの作品に関しては9月27日まで展示されているので、
もしかしたらまだチャンスもあるかもしれません。
ちなみにこの回廊内の広場。
このような感じになっておりました。
そして回廊内部と言うか、キナーレの建物の中へ。
2階にある作品をいくつか撮っただけですが、ここらも前回とほとんど変わりはありません。
トンネルの出口立っているのは、遠近法をまるで無視したこばっち家一同。
名前もそのまま『トンネル』という2012年(第5回)からの作品。
他にもいくつかある作品の一部ですが
『POWERLESS STRUCTURES, FIG. 429』という2012年(第5回)からの作品。
床屋さんのぐるぐる(?)の中にいるような
『Rolling Cylinder, 2012』という、こちらも2012年(第5回)からの作品。
ちなみにこのぐるぐる(?)は、ぐるぐる回ってます。(@_@)
そして、小さな部屋の中には
ポストカードがたくさん。
ここに写っているのは、トンネルやバイパスが出来た事によって使われなくなった道たち。
ワタクシの知ってる場所もいくつかありました。
こちらは『忘れられた道』という今年2015年の作品。
また、このキナーレ2階には食事が出来るスペースもありまして、
その食堂内にあるたくさんの円形の物たち。
口の形をしたキナーレの建物の中にある○形の物という事で、その作品名も『○ in □』。
いまだにここで食事をした事はありませんが。(  ̄  ̄)
という事で、中心施設の紹介の割には相当数の作品を載せてないですが、
『越後妻有里山現代美術館キナーレ』はこのくらいにして次へ進みます。
キナーレを後にする前に
ちょこっとここであいさつをしていきますが、これはまた次回という事で。
※ 作品名のリンク先は、全て公式ページの物でございます。
公式HP ⇒ 大地の芸術祭の里 http://www.echigo-tsumari.jp