【福岡県】 繁桝:高橋商店さん | 酒屋修行の日々

酒屋修行の日々

2016年夏に11年半 勤めた会社を退職し、実家の酒屋を継ぐことにしました。
見たり聞いたりやってみたりと、修行をしたいと思っていますので、その内容を記録したいと思いますヾ(^ー^)♪
→(追記)働き始めましたが、ブログは続けていますm(_ _)m

福岡県八女市で、繁桝(しげます)を造る、高橋商店さんに蔵見学をさせて頂きました (*^ー^)ノ

 

西鉄久留米からバスで30分ほど、八女営業所の停留所そばです(^O^)/

 

「繁桝」の酒名の由来は、昔の蔵元の名前の「繁」と、酒を量る桝と益々繁盛を合わせて命名されたそうですヽ(*'0'*)ツ

 

繁桝の中でもたくさんの銘柄があります

酒造りの様々な手法を使って、バリエーションを出しているとのことです\(゜□゜)/

 

蔵には、各年の蔵人の集合写真が貼ってありました(^~^)

杜氏は引退すると蔵からいなくなってしまうのが一般的ですが、高橋商店さんでは、お酒の質を第一に考え、杜氏が引退後も蔵に残り、後任のサポートに当たるそうです\(゜□゜)/

 

米の大半が福岡県産です

福岡という土地柄上、台風被害も多いのだそうです(x_x;)

「吟のさと」は、父山田錦、母の父も山田錦と3/4が山田錦ですが、山田錦より穂が低く、倒れにくいお米なんだそうです(^∇^)

 

それらのお米を自社で精米します(σ・∀・)σ

 

洗米、浸漬(水を吸わせる)します

米違い、産地違い、精米歩合違い、気温、水温等々、同じようにはできず、職人の力に頼ることが多いそうですヽ(*'0'*)ツ

 

余計な水気を切った、洗い上がりの米

 

蒸米は毎朝8~9時に行うそうです

早朝からお邪魔をさせて頂きました(^▽^;)

 

蒸しあがったお米をざるに入れて、左上からダッシュして、右下の麹室に運びます\(゜□゜)/

 

運ばれた米を室の中に広げていきます

 

酒母室

1つだけ底が光っているタンクは、ランプで温めています(^~^)

酵母は自社培養の酵母を使うそうです(´∀`)

 

酒母タンクは二重のタンクになっていて、中と外のタンクの間には空間があります

 

仕込み室

仕込みに使う水は、蔵の井戸で汲み上げる矢部川の伏流水

鉄分の少ない硬めの水で、「すっきりした辛口」に仕上がるんだそうですφ(.. )

 

エアシューターで掛米が運ばれ、櫂で混ぜます

 

槽、雫取、ヤブタと、搾り方の手法も多岐にわたり、雫搾りのお酒が多いのも蔵の特徴なんだそうです(^∇^)

 

雫搾りは、タンクの中に酒袋を吊るし、ぽたぽたと垂れるお酒を集め斗瓶に入れます

時間も手間もかかります(^▽^;)

 

斗瓶取りした直後

 

数日後には澱が引いて、上澄みの部分が大吟醸になります

 

雫搾りの斗瓶取りは、瓶、酒袋等の洗い物や殺菌も大変なんだそうですヽ(*'0'*)ツ

 

火入れもバリエーションが多くヽ(゚◇゚ )ノ

こちらは瓶詰めして火入れをしているところ

 

商品によっては貯蔵期間をおいて、出荷されます(^-^)ノ~~

 

季節のお酒と、梅酒、焼酎を試飲させて頂きました(^ε^)♪

 

繁桝のイメージは、「キレイな酒」、「程よい香りと、後半から伸びてくる米の味わい、スッキリとした辛さ、苦み」でした

試飲させて頂いたお酒は生酒ということもありますが、味わいの濃い酒、甘味と旨みが主体の酒、とバリエーションがあり勉強になりましたヽ(*´∀`)ノ

 

 

蔵元に蔵をご案内頂いたのですが、蔵の方が何度も蔵元にお酒を持ってきて、その都度、蔵元が味わいを確認しているのが印象的でした\(゜□゜)/

完成までに何度も何度も、確認するんだそうですヽ(゚◇゚ )ノ

 

蔵のモットーである「品質第一」を、それをしっかり実現する、信頼できる蔵元さんだと感じました(^O^)/

 

 

高橋商店さんのホームページはこちら

若松屋酒店で取り扱いしています

 

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