【熊本県】 大石:大石酒造場さん | 酒屋修行の日々

酒屋修行の日々

2016年夏に11年半 勤めた会社を退職し、実家の酒屋を継ぐことにしました。
見たり聞いたりやってみたりと、修行をしたいと思っていますので、その内容を記録したいと思いますヾ(^ー^)♪
→(追記)働き始めましたが、ブログは続けていますm(_ _)m

大石酒造場さんは、熊本県、球磨(くま)の米焼酎の蔵元さんです。

※鹿児島県の「大石酒造さん」とは別の蔵元さんですのでお間違え無く(^▽^;)

 

球磨焼酎(くまじょうちゅう)は、日本で4カ所しかない産地呼称の焼酎で、定義は、「米だけを使って、人吉球磨地区で、球磨の水で仕込み、瓶詰までした焼酎」です。

大石酒造場さんを含め28蔵あり、白岳しろ、鳥飼、文蔵、等、たくさんの銘柄があります!

 

(補足)他の3つは、芋を使った鹿児島の薩摩焼酎、麦を使った長崎の壱岐焼酎、沖縄の泡盛焼酎です(^∇^)

 

蔵元とお話をさせて頂き、蔵の見学もさせて頂きました!

ただ、米焼酎は、米を収穫した後の10月~4月末が造りの時期とのことで、まだ造りは始まっていませんでした(;^_^A

 

外観 (この写真だけ、大石酒造場HPよりお借りしました。)

天井の高い建物

使用するお米は「ヒノヒカリ」、「吟のさと」で、契約農家さんにお願いするだけでなく、自社栽培も行っています(*^ー^)ノ

食用米の熊本の「森のくまさん」を使うこともあるそうですくま

2日間かけて麹米を作ります!

食用米と同じく、約90%精米

 

手前が一次発酵タンクで、奥が二次発酵タンク

芋焼酎が、米麹:芋=1:5に対して、米焼酎は、米麹:米=3:7とのことで、タンクの大きさの差は芋と比べると小さいのが特徴です(⌒▽⌒)

二次タンクに巻かれているのは、冷却用に水が流れるパイプです!

焼酎は常に対流しているので、下を冷やせば全体が冷えるそうです(ノ´▽`)ノ

奥の二次発酵タンクは二列で並んでいます

上から除くと、落ちそうで怖い。。

温度が低くなると香りが良くなるが旨みが減り、高いと香りが減って旨みが増えるため、温度管理や櫂入れ(まぜること)は、常に考えながらするそうです(・_・D

もろみを蒸留します。

銘柄によっては、奥のカメ壺で仕込むそうです!

圧巻の貯蔵樽!!

シェリー樽とコニャック樽の二種類があります。

使い終わった樽で作った電飾

残念ながら非売品です (T^T)

奥の建物では、蒸留で残った焼酎かすを肥料に加工しています

 

毎年毎年、米を変えたり、酵母を変えたり、とチャレンジし続けているそうです!!

蔵元さんに「誰に飲んで欲しい、どんな時に飲んでほしい、等、考えて造ることはありますか?」と質問させて頂きました。

飲まれ方を考えて造ることはなく、毎年毎年、去年より良い酒を造ろうとしているとのことでした。

そのお酒を預かって、消費者の方へどう勧めるか、、酒屋の腕の見せ所ですね∩(´∀`)∩

 

ご令嬢の名を冠したお酒、「礼世奈(れせな)」を持って記念撮影

 

お酒に自身の娘さんのお名前を付けるくらい、お酒を大切に造っているんだとわかりました(*^ー^)ノ

 

 

※事前に予約をすれば一般の方も見学ができるそうです

 

大石酒造場さんのホームページはこちら

若松屋酒店で取り扱いしています

 

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