参議院法務委員会はこのほど開かれ、日本司法支援センター(法テラス)や裁判員制度について質問した。法テラスは開設して一年がたつが、常勤
弁護士であるスタッフ弁護士のなり手が少ないなど課題も多い。人材確保を訴えたのに対し法務省は「充実した研修や執務環境の整備に努力したい」と答えた。また、裁判員制度開始へ模擬裁判が行われているが、この参加者からのヒアリングや参加者自らが国民に直接、感想を伝える場をつくってはと提言。最高裁判所は「体験談を国民に広く伝えることは有益であり、ヒアリングとともに取り組みたい」と述べた。