自民、公明の与党水俣病問題に関するプロジェクトチームは26日国会内で開かれ出席、座長の園田博之代議士から水俣病への新救済策が提案された。それによると、これまで公明党が主張してきた通り、対象を「現に四肢末梢優位の感覚障害を有する者」と広くとらえ一律に救済し、救済内容も一時金150万円、療養手当を月額1万円とし医療費助成もセットで支給するもの。今回の救済策は政治が取り組む最後の救済策であり、今後、問題の全面解決へあらゆる患者、被害者団体に働きかけていく。すでに団体のうち「芦北の会」などが受諾の意向を示している。新救済策が打ち出せるか、最初は不安の中からのスタートだったが、ようやくここまでこぎつけた。全面解決へさらに努力していきたい。