自民、公明の水俣病問題プロジェクトチームは22日開かれ、出席した。環境省が実施した水俣病未認定者の症状調査の中間報告が正式に提出された。約1万人を対象としたアンケート調査ではメチル水銀の影響とされる17項目の神経症状の有無を質問。しびれについて、「時々ある」から「毎日ある」と答えた人が94%にのぼった。また同時に行った医師の対面によるサンプル調査(291人)では、平成7年の政治決着の基準となった、「手足のしびれなど四肢末端の感覚障害」がある人が約4割、そのうち平成7年以前から症状があると答えた人が4割となっている。この結果を受けてプロジェクトチームでは「何らかの救済策をつくる必要がある」という点では一致。来週中にも会合を開き、一定の方向が示せるか検討することになった。