福島県白河市にあるJR東日本総合研修センターをこのほど訪れ、研修の実習室や「事故の歴史展示館」などを視察した。展示館は「安全を事故から学べ」をテーマに、実際に起きた三河島事故などをリアルに再現し、事故の問題点と改善点を学べる内容となっている。各実習施設は、例えば運転士では新幹線や列車の運転機器が実際と同様に体験できるようになっており、日常の運転訓練はもちろん緊急対応も学べるシステムになっている。それぞれの役割に応じて数年に一度はこの研修センターに3ヵ月程度滞在し、訓練するという。安全確保のために欠かせない取り組みと感じた。また、今は使っていない古いタイプの列車の用具もあり、鉄道マニアなら一度は見学したいセンターでもあると思った。