公明党新型インフルエンザ対策本部が1日、国会内で開かれ出席した。宮崎と岡山県内で発生した高病原性鳥インフルエンザの状況等を農林水産省などから聞いた。現在、岡山県で1ヵ所、宮崎県で2ヵ所の養鶏場で鳥インフルエンザ(H5N1)が確認され、殺処分などの防疫措置が実施された。さる1月30日に宮崎県新富町で発生した事例も、死んだ鶏の状況から鳥インフルエンザの疑いは濃厚で、現在ウイルスを確認中。渡り鳥による感染の可能性は高いがルートは確認されていないという。党側からは、万全な防疫措置や風評被害の防止、感染ルートの発見などをあらためて要望した。
 また、国会は安倍総理らの所信表明に対する衆参両院の本会議質問が終了。1日から補正予算案の予算委員会質疑が衆議院で始まったが、柳沢厚生労働大臣の不適切発言をめぐって野党側が審議拒否。波乱の幕開けとなったが、与党は緊急性のある補正予算案の審議であり、野党が欠席しても、衆参で審議を与党だけでも行い早期に成立させる考えだ。