与党水俣病問題に関するプロジェクトチームは18日、国会内で開き出席した。(写真) 園田博之座長(衆院議員、自民党)から経過報告を受け、与党の救済策の実現へ向けて協議。まず、2009年度予算案に、被害者への一時金を支払うことになる原因企業チッソへの支援策を追加要求することを決定。こう着状況を打破するため、被害者への補償を最後まで行うことを前提に「分社化案」の検討、全面解決へ向けての新法の是否を含め、多角的に取り組み、来年中の結着へ全力を挙げることを確認した。
 また「自殺対策を考える議員有志の会」の一員として18日、野田聖子特命担当相を訪ね、自殺緊急対策に関する要望書を手渡した。日本の自殺者が急増したのはちょうど10年前の経済危機の時。以来、年間3万人をこえる高止まりとなっており、この日、政府をあげての対策の推進とともに、市区町村に緊急窓口の設置や自殺事態の緊急公表などの具体策も要請した。
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