再発性多発性軟骨炎(RP)の治療研究中間報告会が27日、福岡市で開かれ参加した。RPの難病指定をめざして活動している患者支援の会のメンバーや患者の皆さん、今年度から公費助成で初めてRPの研究に取り組んでいる聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター(川崎市)の医師団が参加。RPは軟骨が崩れ石灰化し、鼻や耳に症状が出て激痛を伴う。気管、気道などが病変すると呼吸困難から死に至ることもあるという。この日の中間報告で、100万人に3.5人の患者が推定され、わが国で1000人程度であること、原因は不明、ステロイド剤や免疫抑制剤で症状を緩和することができるが、根本的な治療方法がまだないことなどが報告された。公明党からは江田康幸代議士も参加、今年度、新たに11疾患が難病に指定されたことを報告。今後、支援する会、患者、医師団で、まだ未解明なRPの研究を深めるとともに難病指定への働きかけを強めていくことにした。