岡本真夜・辛島美登里・中西圭三@なら100年会館 2013.3.20 | こばあつの雑記帳(別館)
突然の更新ですが、ツイッターに投稿するつもりで書いていたら長文になってしまったのでこちらに投稿します(汗)。

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岡本真夜・辛島美登里・中西圭三 シンガーソングライターズ メモリアルコンサート
奈良市・なら100年会館 大ホール
2時間5分(17:00-19:05)



□セットリスト
■岡本真夜さん…大スキ!*/そのままの君でいて/One Love, One Smile/Alone*/Tomorrow(サポート:ギター、*はピアノ弾き語り)

■辛島美登里さん…たしかなこと/愛を止めないで/サイレント・イヴ/桜/手をつなごう(全曲ピアノ弾き語り)

■中西圭三さん…Woman/(?)/生まれ来る子供たちのために/Choo Choo Train/ぼよよん行進曲(サポート:キーボード、カラオケ音源)

■最後に3人で…上を向いて歩こう

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■岡本真夜さんが最初に登場し、♪とってもとってもとってもとってもとってもとっても大スキよ…と歌った時には「え、広末?」と思ったが、そうだ、この曲は岡本真夜さんの作詞作曲だった。39歳の岡本さんが歌っても違和感なし。そう、尾崎亜美さんが今でも「オリビアを聞きながら」を歌っても違和感がないのと同じだ。

「Alone」は「上京する前や後の辛かった時の思いを書いた。ある時辛い事があって「ぎゅっと抱きしめて」という歌詞をノートに書いていた。「カードがもうなくなるから」という歌詞はテレホンカード。今の若い人には通じないかもしれない。」と紹介。歌い終わってからも「初めの頃はこの歌をコンサートで歌うと涙が出てきたりしたが歌っていくうちに向き合えるようになった。」と。

最後は「これを歌わないで帰ったら怒られる歌を」と冗談混じりに「Tomorrow」へ。サビの部分だけでも皆さん一緒に歌ってください、とのことで歌う前に少し練習。(今日のお客さんはおとなしめだった。)

岡本真夜さんは1990年代ガールポップの中ではやや後から出てきた。私は「Tomorrow」は完璧に歌えるがその他の曲はほとんど知らない。あの頃は辛島さんだけで手一杯という感じで。今から思うともっと貪欲に聞いておけばよかったなあと思う。と同時にあの頃の女性シンガーソングライター界隈のあんなことやこんなことを思い出していた。

■辛島美登里さんは桜色の3段になったひらひらの可愛い色のドレスで登場。「私もう51歳になるんですけど」と自らツッコミ。でも、ヤバい(←最近の用法)可愛い。と思ってしまった。20年前の辛島さんへの甘酸っぱい思いが蘇ってきてヤバい(笑)。大学時代の4年間を奈良で過ごした辛島さんだが、「今日初めて動く辛島を見たという方」と言ったら殊の外盛大な拍手が(笑)。ホームのつもりが一気にアウェイに(?)。

まずはカバーアルバムを出した小田和正さん(オフコース)の曲を2曲。もう春ですねという話をしていたのだが「サイレント・イヴ」を入れないわけに行かない。「えー冬に逆戻りー?と思うかもしれませんが、冬の後には必ず春が来ます。数年前に「桜」という歌を書いたんですが…」と、「花が散って葉が落ちて枝だけになってもまた花が開く」という「桜」を歌うときの説明をうまく入れて「それでは『サイレント・イヴ』『桜』2曲続けてお聞きください」と自然な流れに持っていった。あっぱれ。

最後はいつものように「手をつなごう」で締め。辛島さんのお茶目な様子に、ちょっと固かったお客さんたちも和んだ。

それにしても辛島さんの歌声は安定している。特に「サイレント・イヴ」はこの曲を数え切れないほど聞いた私が脳内に焼き付けているイメージと寸分違わない歌を聞かせてくれる。心の琴線に触れるという表現があるが、もし心の琴線という弦があったら一番よく共鳴するのは辛島さんの歌声だろうなあと思った。

■中西圭三さん。私は昔から中西圭三さんと中西保志さんを混同してしまうのだが、とりあえずアラフォーコンサートで辛島さんがご一緒してるかたじゃないほう、という風にざっくり覚えておいた。登場するや、ぱっと見親近感を覚える体型に、あら(汗)。

ヒット曲「Woman」を歌いだすと独特のハイトーンが懐かしい。「辛島さんもさっき歌ったが自分もオフコース世代なので」ということで「生まれ来る子供たちのために」を。「小田和正まつりみたいになってますが」(客席笑)。

自身が Zoo に提供した「Choo Choo Train」で盛り上げ、最後は「おかあさんといっしょ」で大人気という「ぼよよん行進曲」。これは子供たちがいろんなプレッシャーで押しつぶされそうになっても、足の裏にはバネがついていてぼよよんと跳べるんだよという内容だそう。1990年代に大活躍したシンガーソングライターたちも、いろんな所で今でも活躍してるんだなあと、曲の楽しさとは裏腹に、感慨を覚えた。

■最後は岡本さんと辛島さんも登場して3人で「上を向いて歩こう」を歌い、ライブが終了した。






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