父の幸せを
願った日
色々な
状況の
最善を
どう
考えるのか
今の
父の
思う幸せは?
と
自問した日
あまり
色々と
考えると
父が
居なくなりそうで
辛くなって
父の
幸せを
願った
淡々と
出来る事を
自分のペースを
崩す事無く
頑なに
不器用に
多くを語らず
弱音を吐か無い
父
理解
できてなかったのは
自分だったのだろうか
やっぱり
父にとっては
わたしは
頼りない
守るべき
存在だったのだろう
心配させたり
悲しませたり
して
負担がかからないようにとの
気遣いだったのだろうか
父の
本音や
辛さ
苦しみ
が
解らなくて
諦めたところも
あった
もっと
もっと
聞けばよかった
教えてくれるのを
待つのでは無く
じっくり
聞けば良かった
痛いのか
辛いのか
何したいのか
何して欲しいのか
無口な父
我慢強い父
そう思っていただけで
そうじゃなかったかも
しれない
痛い?
いや。
しんどい
なんとも無い。
調子どう?
まあ、あんまり変わらん。
美味しい?
うん。
お見舞いで
平日に
帰省すると
必ず
仕事の心配を
してくれた
足や肩や背中を
摩りながら
静かに
側に居ると
何も語らず
穏やかな
顔を
していた
父
帰るべきところに
居るべき人として
当たり前に
思ってた
変わらず
静かに
いつも
迎えてくれた
そして
帰り際には
何も言わず
握手を
して
再会の
挨拶
大きくて
しっかりとした
掌
揺るぎない
抱擁力が
伝わる
ありがとう
お別れの
手紙には
最後まで
甘えを
綴った
最後の
わたしからの
甘え
だから
叶えてくれるまで
ずっと
忘れないように
と
わがままを
お願いした
父へ
いつも
いつまでも
父
ありがとう
一度でも
ちゃんと
伝える
事が
できたのだろうか
写真に向かって
も
やっぱり
うまく
言えない
どうして
今更
遅いじゃないか
と
自分を攻めて
しまう
49日間は
わたしに
とっても
修行
ようやく
父が
居なく
なった事が
心に
届いた
もっと
もっと
素直に
甘えておけばよかった
心配ばかりかけた
甘えなんて
父は
つまんなかった
だろうな
父の日
が
悲しいなんて
考えたこともなかった
もう少し
一緒に
居たかったな
父の大好きだった
青紅葉の綺麗な
思い出の場所