ゆめな〜らばー
ど〜れ〜ほどー
よ〜かったで〜しょー。
そんな曲も流行りましたなぁ。
呑気に“旅行で富山行くね〜ん”なんて話せれば問題なかったのですが、そうは問屋が卸しません。
休みなのに社長さんに電話をしまして、
“とりあえず明日も休ませて〜”
と懇願したところ二つ返事で
“オッケー♪”
と言っていただきましてね。
川西池田にみどりの窓口あるからそこで聞いたら切符ぐらい買えるやろうとタカを括っておったわけです。
甘かった…。
いくらお盆とは言え、平日の午前中にみどりの窓口でズラッと並ぶほど暇な人はおらんやろ…、と思ってたんですよ。
甘かった…。
先頭にいる、鉛筆でビッシリとメモ書きされた紙切れを持っているオバハ…妙齢のご婦人を眺めつつ、
“何か武器…別の手段はないのか?”
と。
田舎特有の呑気な空気に支配された列に並びながら考えたんですよ。
これだけIT革命されまくった世の中、手に持ってるりんご印の便利な板で何がしかのアプリを落とせばイケんちゃうん?
さっきワケも分からずアップルペイと連携して使えるようにしたICOCAのアプリになかなかの金額も入れてあるしの‼︎と思いつつ周囲を見渡してみると、WESTERアプリの宣伝がバーンとね。
これやがな♪っつーことで早速ダウンロードしましてね。
こっから新高岡まで行く手段を教えてくれやと。
ほんでさっさと切符を予約させてくれと。
ほんでもってララァよ、私を導いてくれ…と。
いやね。
ここをご覧くださっているデキる社会人の皆さんならば
“何を言うとんのや?”
と鼻で笑っておられると思うんです。
でもね。
“流れ作業に着いていけない黒夢のファン普段電車に乗らない鉄道好き”と言う厄介なオタクをやってるとね。
こんな時に焦りまくって、
“いや、何とかなりますヨ♪”
的なツラをするのが精一杯なんです。
結局アプリで予約をとったもののみどりの券売機で切符は出してねってことで、その場でトライするも何故か“この切符は発券出来ません”の一点張りで、そろそろタイムリミットが迫って参りました。
ここでワタクシ、回らないアタマで何とかインストールしていたICOCAのことを思い出します。
そう、普通に電車で大阪駅まで行って、その道中にあらためて座席を予約して、きっと笑っちゃうぐらい並んでいるであろうみどりの券売機で発券したらええやん‼︎
コレが見事にハマりまして、案の定笑っちゃうぐらい並んでいたみどりの券売機で発券したサンダーバードとつるぎの指定席券を手に、いよいよ富山へ。
(続く)
