ウチのフォロワーの皆さんならば、この本は買った方が良いと思います。
昨日の画像の使い回しwww
かずぴしさんにコメントいただいた様に、“さくら”の最後尾に収まる原型葡萄色のスハフ43がカラーで載っていたり、我々にとっては模型の世界でお馴染みの“かもめ”や“はつかり”の画像が載っていたり、或いはスハニ35の配置に関する考察があったり。
戦後の特急運用を支えるべく量産されたスハ44系の誕生から退役まで、まさしく“履歴書”とのタイトル通りの構成となっていて興味深いです。
個人的に1番インパクトがあったのは、1959年8月に滋賀県を中心に行われた日本ジャンボリーにご出席なさる当時の皇太子殿下(現在の上皇陛下)のために運転された行啓列車の画像です。
膳所から私鉄の江若鉄道に入線したりしたそうなんですが、その時の模様を写した写真が掲載されております。
モノクロ写真なんですが、年代的にいわゆる青大将塗装を纏った姿のスハニ35・スハ44・マイテ49の3連がDD13そっくりのロコに牽引されております。
しかもマイテの展望台は連結面側に押し込まれておるのですが、これは警備上の理由でありましょうか?
スハ44系関連では1番の珍編成と呼べるのかもしれません。
この本の性質上、記事の合間合間には編成票が添付されております。
もちろんスハ44系統の車両が中心なのですが、もちろんつばめ・はとに関しては展望車が付きますよね。
模型的には馴染み深いマイテ39やマイテ58とともに、マイテ49の記述もちょいちょい出て参ります。
実はそんなに頻繁には特急運用に入ってなかったのかな?と云うイメージを持ってましたので、それなりに出番があったんやなぁと思うと嬉しくなって来ます。
先述の通り、詳しい編成表や客貨車区の配置表も掲載されておりますので、自分でキットを組み立てたりバラの客車を揃えたりして好きな編成を組むんや‼︎と云う向きにも有意義な資料となろうかと思います。
とうの昔に現役では無くなっていたのに、子供の頃から特急“つばめ・はと”に魅了されて来た身としては、今回ちゃんとしたスハ44系のバイブルが手に入って感激しております。
