昨日はあまり好意的では無い書き方をしてしまったんですが、だからと言ってよろしくない本なのかと言えばそんなことはございません。

(※イメージ画像)


例えば、京阪中之島線の現状と今後について。


あまり成功しているとは言いづらい京阪中之島線ですが、今後の延伸計画や、開業予定のなにわ筋線との連携による需要増加見込みに触れ、将来性が無い路線では無いと云う内容が書かれています。


また、阪急のなにわ筋線乗り入れ計画に触れた部分では、十三駅周辺が今後要注目エリアであると云う趣旨の文章を書いてらっしゃいます。


一方、JRが新線や新駅を開業した影響でその煽りを喰ったエリアの記述があったりと、確かに関西私鉄の現状における“光と影”が表現されておるように読み取れます。


でもねぇ。


正直ねぇ。


先日、“なぜ大阪はヤンキーが多いのか?”と云うタイトルの、動画9本からなるシリーズをYouTubeで拝見したんですが、もし“格差”と云う言葉を使うならこの動画ぐらいの考察が必要な気がします。


“どうして〇〇〇〇線の急行は、〇〇を出たら〇〇まで止まらないのか?”


みたいなね。


なんだか“良いとこ無し”みたいな書き方をしておりますが、普段自分自身が興味のない路線に関しても網羅されており、視野を広げてくれると云う意味ではすごく良い本だと思います。


ご興味が湧きましたならばどうぞご一読くださいませ。



Swallowtail