本日ご紹介するのは、我々世代ならば強烈な記憶が残っておるであろうこの一台です。
MATTEL HOTWHEELS
“McLAREN F1”
マクラーレン・カーズがフォーミュラ1で培った技術をフィードバックしたGTカーとして生まれた奇跡の様な一台です。
前と後ろ。
左右。
マクラーレンF1と言えば真っ先に浮かぶのが、センターに配されたドライバーズシート。
ドライバビリティを考慮して真ん中に運転席を持って来たんですが、そのせいで乗降性に問題を抱えます。
この問題を解決するために採用されたのが“ディヘドラル・ドア”と呼ばれる斜め前方に開く特殊なドアです。
このドアの開発にて参考車両とされたのが、なんとトヨタのセラだったんだとか。
そう言えば、セラのドアもテンションの高い開き方してましたなぁ…。
搭載されたエンジンは、BMW製S70/2型エンジンでして、6.1リッターV12気筒DOHCの自然吸気エンジンです。
ホントはホンダにV12を作ってもらうはずだったのが、将来的に開発する意味が見出せなかったとかで袖にされてしまい、BMWに落ち着いたそうで。
ところで、開発チームが大いに参考にしたのがホンダのNSXと言われております。
NSXと言えばアイルトン・セナの顔がチラつきますが、マクラーレン・F1と言えば個人的にはミカ・ハッキネンがニッコニコでドライブしているイメージがございます。
このクルマの開発中、ハッキネンはマクラーレンに居なかったはずなんですが、何で見たんやろう…?
