そんなにネタがあるわけでもないのに始めたシリーズの第三回です。
本日ご紹介するのはこちら。
KATO 10-1348&1349
“寝台急行「音戸」”
入線は2016年6月29日。
この時に入線記事をちゃんと書いたはずなんですが、どっかに飛んで行ってしまいました…。
確か同時に発売されたC62の山陽形のお供に買ったはずでして、「音戸」の読み方も分からず発表された時は調べまくりましたwww
ワタクシの知識なぞ所詮その程度です。
さて、このセットの名前が“寝台急行”となっておるのは構成される車両のバラエティゆえです。
まず2等寝台車としてマロネ41が連結されます。
KATO様の製品詳細によると、元は連合軍司令部民間輸送局の要請で作られたマイネ41だとかで、“冷房用のディーゼル発電機が床下に搭載されていた”っつーことは、涼しい思いをしながら移動できたわけです。
続いてこれぞ3等寝台と云うこちら。
スハネ30です。
戦前に一度日本初の3等寝台車として作られたものの戦中に改造されてオハ34となり、戦後もう一回3等寝台車として再改造されたと云う、人生何度でもやり直しが出来るぞ‼︎みたいな客車です。
この屋根の送風機カバーが…
夏場は特に暑そう…。
で、ここからは10系です。
まずはオハネ17。
そしてナハネフ10。
この二つも実は改造車なんだそうで、オハネ17は在来客車の台枠にナハネ11に準じた車体を載せたもの、ナハネフ10はナハネ11を緩急車に改造した車両なんだとか。
どちらも非冷房車でして、屋根上のベンチレーターもなんとなく遠慮がちです。
ちなみに、ナハネフ10は基本・増結ともにステンレス剥き出しの乗降扉が表現されております。
スハネとオハネ・ナハネフがズラッと並んだ姿。
屋根上が神秘的ですらありますwww
夏場は暑そう…。
さて、C62が目当てで買ったはずの「音戸」なんですが、糸崎までの牽引機はみんな大好きなこちらです。
KATO 3020-1
“EF58 後期形 大窓 ブルー”
フル編成ならゴハチの出番です。
「出発。」
赤いランプの終列車。
いや、最終では無かったはず…。
久しぶりに引っ張り出したんですけどね。
基本・増結に牽引機の13連ってなかなかの迫力ですね。
新幹線連絡急行として山陽路を駆け抜けた寝台急行“音戸”。
でもこの時期に眺めるとやっぱり暑そう…。
〜寝台急行「音戸」ひとくちメモ〜
昭和36年に新設された大阪〜広島間を結んだ寝台急行。
昭和37年には下関まで延長され、さらに東海道新幹線が開業した昭和39年には始発駅が新大阪に改められ、新幹線連絡急行としての役割を担うことになった。
東京〜下関間を結んだ「安芸」と共に呉線内での大型蒸気機関車による牽引でファンからの人気を集めた。
昭和50年の東海道新幹線博多開業に伴い、1往復は特急「安芸」に格上げされ、残る1往復は廃止となりその姿を消した。
(※KATO製品紹介及び製品説明書より再編集)