先日ウチの奥さんがいきなり“買ったげる〜”と言って購入してくれた一冊です。
アルファベータブックス
“昭和〜平成
能勢電鉄、阪急宝塚線・箕面線
沿線アルバム”
通常、能勢電を取り上げる本ってのは大体阪急宝塚線のオマケみたいな扱いで、
阪急宝塚線とその仲間の能勢電鉄
みたいな扱いがほとんどですし、受け取り側もそんなもんよね〜なんて妙に納得するもんなんですが、どうしてどうしてこの本では宝塚線がオマケです。
ただ宝塚線のオマケ具合がなかなか豪華ですが(笑)
中身をつらつらと述べる気はございませんが、能勢電の貴重な写真がモノクロはもちろん、時代によってはカラーでも堪能できます。
また、貴重な写真といえば1925年、阪急梅田駅の建設中の一枚もございます。
この梅田駅は1926年に梅田〜十三間が高架複々線となった際に国鉄を跨いで高架駅となったものでして、のちに国鉄側が高架化される時に一晩で地上に切り替えろと無理難題を押し付けられたあの駅です。
そのほかにも川西周辺や伊丹空港など、能勢電や阪急宝塚線にとって主要な土地の空撮写真なんかも収録されておりまして、当時を知る地元の方には懐かしいでしょうし、近年この地域に移住してきた方や、最近能勢電鉄に興味を持った方にとっては発見の多い一冊でしょう。
かく言うワタクシも、このエリアに住んでまだ12年ですので
「多田の併用軌道区間ってこんなにホコリっぽかったん⁈」
なーんてびっくりしていたりします。