歴史に“もしも”はございません。


レイアウトで出番を待つ京阪3000系も、現在の歴史の流れの中で生まれた名車です。

戦後、京阪神急行電鉄から再びの独立を果たした京阪電鉄。


しかしながら経営の大黒柱を担うはずの新京阪線は阪急に持ってゆかれる形となり、残されたのは“京阪電鉄カーブ式会社”なんて陰口を叩かれる不利な線形を持つ本線と僅かの支線のみ。


しかしながら、淀屋橋までの地下線による延伸や天満橋→萱島間の高架複々線化による線形の改良、そしてライバルとの速度差を逆に利用し、車内でゆっくりとテレビ放送が楽しめるテレビカーの登場など、逆境故に生まれた京阪の“アイコン”と呼ぶべき財産の数々により、大阪と京都を結ぶ私鉄路線として、独特の地位を築くに至ります。


個人的には関西の私鉄の中でも1番のホスピタリティを誇ると信じている京阪。


最近は乗ってないんで分かんないんですけどね…。


そんな京阪電鉄ですが、もしも経営分離されていなかったら、果たしてどうなっていたんでしょうか?


阪急京都線と京阪本線は軌間や建築限界はそこまで差がなかったと記憶しております。


淀川の両岸を結ぶ必要は有りますが、この2つの路線をどこかで、例えば高槻と枚方を結ぶ様な支線を作って相互乗り入れ出来ていれば、淀屋橋から河原町であったり、或いは梅田から出町柳まで直通運転なんてこともあり得たかもしれません。


あくまで採算のことは考えてません。


となれば、こんなんと3000系が並ぶこともあり得たのかもしれません。


KATO 10-1243

“阪急6300系 8両セット(旧社紋)”

どうでしょう?

それぞれの事情から生まれた両者ですので、こんな景色が展開されたとは言えません。

さらに言えば、京阪線を走る車両も茶色いまんまでテレビカーなんて愉快な車両は生まれてなかったと考えるのが自然でしょう。

それでもこの並びには夢があります。

阪神と近鉄の相互乗り入れが実現しておりますが、阪神の乗り入れ先が京阪だったならば…

高速神戸でこの2本が並んでいたかもしれません。

まぁアレです。


アホな一ファンの妄想でございます。


Swallowtail的スターターセット。

Swallowtail