さてさてマイクロの京阪3000系ですね。


少し実車の話をしておきますと、登場は1971年なんですね。

1900系の7連化に伴い不足する特急用車両の増備分として3連4本がデビューします。


当時は早朝・深夜には3連での運用があったり、既存の1900系との併結を考慮して3連単位での製造となったそうです。


ちなみに型式としては、Tcの3500、Mの3100、Mcの3000となり、後年7連化するための付随車として3600が生まれます。


ここで、淀屋橋(大阪)方から三条(京都)方に向けて1両ずつ見てみましょう。


3012(Mc)


3112(M)


3612(T)


3512(Tc)

ここまでが3012F4連ですね。


三条方のTc車にテレビが設置されておりまして、7連の場合はテレビカーが2両となるワケです。


続いて3011Fの3連です。


3011(Mc)


3111(M)


3511(Tc)

3000系の最小単位である3連です。


国鉄はともかく、自らが最も便利であろうと考えた新京阪線でさえ阪急に奪われた京阪が速達性で対抗することを諦め、ホスピタリティ向上の一環として辿り着いたのがテレビカーであり、初めてカラーテレビが載ったのがこの3000系です。


既に決定していた架線電圧の1500Vへの昇圧に対応した設計であったり最初から冷房設備が完備されていたりと長く大事に使うことを前提に作られているのがよく分かります。

明日はようやくシェイクダウンです。


Swallowtail的スターターセット。

Swallowtail