既に皆様ご存知でしょうが、女優の伊藤かずえさんが約30年に渡って所有なさっている日産“シーマ”のレストアがようやく完了しましたね。

CSでやってる海外のさまざまなレストア番組を観るのが好きなワタクシ。

多分こんな感じでこうなってこうなるんやろなぁと思いながら進捗状況を拝見しておったのですが、予想よりも遥かに美しい仕上がりに、全く関係のないこちらまで貰い泣きしそうになりました。

それはともかく。

あまり言いたくないフレーズに、“海外はこんなに進んでるのに”ってのがありまして、ウルセーここは日本じゃ‼︎と反発しちゃうんですが、ことクルマ文化に関しては海外の方が羨ましいですね。

例えば、古いアメ車のパーツなんてのは出てこなさそうで、どうやってレストアするんやろ?なんて思っておりましたら、こんなパーツメーカーが存在していてビックリします。

シーマのお話に戻りますと、今回はメーカーさんの傘下企業であるオーテックの有志が全力を挙げて取り組んだ結果、新車と見紛うような見事な仕上がりとなりましたが、今後も乗り継いでゆくとおっしゃった伊藤さんには更なる試練が立ちはだかります。

ただでさえ入手困難なパーツ類。

古くなればなるほど重くなる税制。

さらに言えば、国策として自動車の電動化へとシフトしてゆく中で、燃料ですら手に入らなくなるかもしれません。

シーマの様な車にとっては厳しくなる一方の社会にあって、車体のレストアと電動化ユニットへのコンバージョンをメーカー主導で行えないものでしょうか?

まぁ、そんな気骨や気概のあるメーカーなんて日本には無ぇわな…。 
(※画像はクラシックカーのイメージです)

Swallowtail的スターターセット。