そないに大した事はやりません(笑)

そもそもEF81を取り上げる動機としては、昨日もお話しした通り先日のモーター載せ替え作業の中で棚からアピールを感じたのと、あとはツィッターで流れてきて以来毎話読んでいる“テツモシンドローム”にて、懐かしいTOMIXの初代製品がフィーチャーされてから改めて意識する様になったのも大きいと思います。

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そんなEF81の、私ゃ何を知ってますか?


〈誕生の背景〉

昭和30年からスタートした日本における交流電化の流れの中で、日本海縦貫線においても北陸本線の田村〜敦賀間が交流20kV・60hzにて電化されたことが全ての始まりでありましょう。


ただし、それより以北の新潟地区はすでに直流1500Vにて電化されており、大雑把に言えば2種類の周波数を持つ交流電化区間の真ん中に直流電化区間が存在する事となり、これを全て走破するために直流1500V・交流20kV50/60hzの3電源方式の機関車が製造される事になりました。


それこそがEF81であり、日立製作所が手がけた1号機が昭和43年12月に納入されます。


〈開発〉

設計においては、チョッパ制御と抵抗制御、さらにその中でD級とするかF級とするかで検討が行われ、開発期間に余裕が無いチョッパ制御案は早々に脱落。


抵抗制御のF級機のうち、EF65をベースに開発することが決まったそうです。

交直両用機として必要な機器を極力室内に収めるため全長が18メートルを超え、塩害や雪害を避けるため屋根上はスッキリとした外観となりました。


〈運用の拡大〉

もともと日本海縦貫線を想定して開発された機関車であり、就役当時は直流専用機(EF15・58・65など)や交流専用機(ED71・75・EF70など)が多数活躍中と云うこともあって、極端なロングランを任される事は無かったんだとか。


しかしながら国鉄合理化の波に乗り、電化区間のほとんどを通し運用できるハチイチは、その活躍の場を広げます。


関東地区では常磐線のEF80を置き換えてゆき、関門海峡には専用の300番台が投入されます。

民営化時には全車がJRに継承され、さらには好景気に伴う輸送力増強のためにJR貨物によって500番台と450番台が製作されるなど、EF81の汎用性の高さが思わぬ形で証明されます。


また、民営化後においては、北斗星やトワイライトエクスプレス・そしてカシオペアと云った、いわゆる豪華寝台特急の専用機に仕立てられたりもしました。

専用塗色としては、現在に至るまでそのカラーリングを維持されているレインボー色の95号機が有名ですね。

各社・地域によって固有の改造が施されていたりするものの、現在に至ってもその活躍が続いておるのは閲覧者様の方がお詳しいことと存じ上げます。


正直ファンの多い型式ですが、“ウチの”シリーズっぽい感じで気楽に読んでもらえればなぁと思っております。







Swallowtail的スターターセット。