昨日からお知らせしておりますデゴイチの一次形。

今日は他のデゴイチとゆる〜く並べてみましょう。

並べるのは、いずれも一次形の右側に鎮座いたしますこちら。

KATO2016-9
“D51 標準形”
KATO 2016-6
“D51 標準形 (長野式集煙装置付)”
北海道形は在籍しておりませんもので省略です。

言うてもそないに細かくは比較しておりません…。

まずはお顔。
両サイドの2機は煙室扉のフチが角ばってますね。

また、1次形は煙突の前に給水温め器がございませんのですっきりしております。

実は1次形では煙突の後ろのドームの中に給水温め器が隠されているそうです。

右2両、スノウプラウの形状の違いも面白いですね。

キャブ周り。
上から1次形、標準形(長野式集煙装置付)、標準形の順です。
デゴイチと云えば笑っちゃうぐらいバリエーションの多い機体なんですが、まず目につくのはテンダーでしょう。

大きく目立つ重油タンクが特徴の1次形、石炭が“メガ盛り”になっている長野式集煙装置付、一般的なシルエットと云えば無印の標準形ですね。

また、キャブの前のランボードの上に鎮座する清罐剤投入装置が、長野式集煙装置付にはございません。

水が綺麗なエリアのロコには取り付けられなかったと云う話を聞いたことがございますが、これも地域柄と云う事でしょうか。

テンダーを上から見たところ。
まずは標準形(右)と。
単純に見て石炭の量が半分くらいでしょうか。

重油と一緒に燃やすとそんなに燃焼効率が良くなったんでしょうか。

こちらは長野式集煙装置付(右)と。

長野式の増炭板が厳ついです。
本日は、最後にスリーショットで終わっておきます。
三者三様、製造時期だけでは無く使用地域でも違いがあって、全国で愛された“デゴイチ”の型式としての特性がよく分かりますね。



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