たまには野球のお話。
昨日は阪神vs巨人の天王山第一ラウンドでしたね。
菅野はやっつけたに等しいんですが、残念ながら…。
それはまぁ置いておきまして…。
最近のタイガースを見ていると、ようやく理想に近いチームになって来たんじゃないか?と感じます。
先週のある日のスタメンから。
1.近本(センター)
2.梅野(キャッチャー)
3.糸原(セカンド)
4.サンズ(レフト)
5.大山(サード)
6.ボーア(ファースト)
7.陽川(ライト)
8.木浪(ショート)
9.秋山(ピッチャー)
外国人以外は生え抜きの20代で構成されております。
少し気になるのは、野手が大卒or社会人出身で高卒野手は途中交代で出て来た小幡ぐらいなんですが、それにしてもFAやトレードで乱獲したスタメンと云う印象は払拭出来ています。
更に付け加えるならば、金本前監督と矢野現監督の時代にドラフトで入団した選手が4人、ドラ1が2人も名を連ねております。
一見すると2016年の“超変革”から継続して来た育成路線が開花しつつある様に見えますが、ここで見逃せないのはキャッチャーの梅野とライトの陽川の存在です。
この2人は故中村勝広GM時代に入団した選手であり、この辺りの代表的な選手としてはあの藤浪晋太郎をはじめ、北條史也や中谷将大が含まれます。
強豪の名を欲しいままに隆盛を誇った2003年〜2008年の星野&岡田監督時代。
しかしながらそれは、2002年オフの金本知憲FA移籍に代表される大補強の遺産をなんとか食いつないでいた面も否めませんでした。
そのツケがメジャー帰りの城島・西岡・福留の獲得であり、中堅どころがうまく機能しないいびつなチームを生み出してしまっておりました。
もともと投手の育成には定評があった阪神において、自前の野手をカタチにする事が急務でありましたが、その努力がようやく結実し始めたのではないでしょうか。
まだまだ即戦力として入団した野手が幅を利かせていますが、それでも2軍で奮闘する井上広大に未来を感じるファンの方も多いでしょう。
そんな中、個人的に復活を期待しているのが誰あろう高山俊外野手その人です。
現在は2番に捕手の梅野を置くことで3番に打撃が期待できる糸原を置くことが出来ましたが、捕手で上位を打つ難しさは、現役時代に5番に入ったこともある矢野監督自身が痛いほど理解なさっていることでしょう。
言わば“禁じ手”を使わざるを得ない現状も、高山さえ万全であれば解消出来ると思います。
もはやキャリアの閉じ方を考えるべき段階に入っている糸井・福留に引導を渡すためにも、高山俊の覚醒を一ファンとして粘り強く待っております。