前回の“つばめ”の頁でおおよその部分は語ってしまった列車ではございますが、今回“青大将”が入線したことにより、展望車を連結し戦後復活した特急列車の初期(つばめ)中期(はと・青大将)末期(つばめ・青大将)のラインナップが揃いました。
KATO 10-428&573
“特急「つばめ」青大将”
本日も、所定12連に3両追加した、多客期の15連を牽引します。
最後尾のマイテ39。
室内灯未装備とはいえ、やはり15両牽引は性能ギリギリのようです。
ナロ10が続くゾーン。
ここから後ろは10系軽量客車が8両並びます。
最後尾のマイテ39。
室内灯未装備とはいえ、やはり15両牽引は性能ギリギリのようです。
ナロ10が続くゾーン。
ここから後ろは10系軽量客車が8両並びます。
青大将色に塗り替えられて運用が開始されたのは昭和31年11月ですが、スロ54がナロ10に置き換えられるのは約1年後の昭和32年10月とのこと。
つまり、この姿で走ったのは3年ほどだったわけで、愛好家に残したインパクトに比べるとかなり短命だったことが分かります。
戦前・戦後を通して特急列車の速達性向上に挑み続けた“つばめ”は昭和35年6月に特急用電車である151系に置き換えられ、古き良き客車特急としての姿に別れを告げます。
つまり、この姿で走ったのは3年ほどだったわけで、愛好家に残したインパクトに比べるとかなり短命だったことが分かります。
戦前・戦後を通して特急列車の速達性向上に挑み続けた“つばめ”は昭和35年6月に特急用電車である151系に置き換えられ、古き良き客車特急としての姿に別れを告げます。
こののち、客車特急の主役はブルートレインへと移って行きますが、約半数を10系で固めた末期の青大将編成は、固定編成での運用を前提に作られた20系にも影響を与えたのではないかと勝手に想像しております。
〈特急「つばめ」青大将 ひとくちメモ〉
戦後復活した特急「へいわ」から改称された「つばめ」は、昭和31年の東海道本線全線電化に伴い淡緑5号のいわゆる“青大将”色となり、これまでのEF58とC62によるリレーからEF58による通し運転が実現し、所要時間も7時間30分に短縮された。
昭和32年からはスロ54がナロ10に置き換えられ、151系電車に置き換えられる昭和35年までこの編成が用いられた。
(Swallowtailまとめ)