20年と少し前でしょうか?

当時のバイト先の先輩が自主映画を作っているグループの方だったんですが、その繋がりでセットなどのミニチュアを作っている方(仮にAさんとしましょう)と親しくしていた時期がございました。

その頃の自分は音楽に夢中で鉄分が随分と薄まっていた時期でしたが、セットに使う小道具なんかを見せてもらいつつ模型の話をする中で少年期までは模型鉄だった事を明かしたところ、この方も夢中になったと云う黎明期のNゲージのお話になり、その後これからの鉄道模型界のお話なんかもしていました。
「KOASA。く〜ん。正直これからは車両は増えてくと思うんやけどなぁ。そこに寄り添う建物ってーのに商機があるんちゃうかなぁ?と思うねん。」

「そうですねぇ、これから住宅事情が変わって個人のレイアウトも増えそうな気がしますしねぇ。」

「せやろ。」

先見の明と申しますか、トミーテックのジオコレシリーズとかさんけいさんのミニチュアートであったりとか、日本形の建物が充実し始めたのはこの会話の後のことです。
その後、ワタクシがバイトを辞めて自然と疎遠になっておったんですが、Amebaに引っ越したのをキッカケにそれぞれがそれぞれと気づかずに交流が生まれまして、よくよく聞いてみるとAさんでいらっしゃるとwww

今は某模型メーカーのプロトタイプを作る部署で働いてらっしゃるそうです。

「久しぶりっすねぇ‼︎」

「まさかやねぇ。結局模型鉄に戻っとるやないかい(笑)」

なんてお話をしているうちに、

「KOASA。くんさぁ、そないに手を動かすのは得意やないかもしれへんけど、商品企画とか興味ない?」

「何ですかソレは?」

曰く、Aさんが勤めていらっしゃるメーカーで、今回1/150スケールの建物関係を始めようとしているとのこと。

あからさまにNゲージの周辺商品を狙っておりますが、その中で何か極端なモノを作れないか?と。

かつてフローベルデが餘部鉄橋のNゲージキットを出していましたが、ああ云う話題になる様な無茶なモデルを一つ出して注目を集めたいんだとか。

「う〜んそうですねぇ…。あ、TOMIXの車両基地レールセットはご存知ですよね。」

「あ〜なんか出してたねぇ。」

「アレを何セットか使って作る高架の車両基地とかどないです?」

「高架なん?」

「そう、例えば阪神の石屋川車庫とか阪急の平井車庫とかそんなんです。」

「極端やなぁwww」

と言いつつも、割とトントン拍子に話が通った様で、昨日いただいた連絡によると、1/150のキットとしては異例の15万円当たりで値段が調整されておるそうです。

「企画協力って事で、発売後にナンボか渡せると思うわぁ。ホンマにありがとうな♪」

そんな事を言われると照れますよねwww

「ところでコレっていつ出るんですか?」

そら発売日は気になりますよね。

「これから量産に入るんやけどなぁ。正式な発売日は…


























来年の4月1日やねん。KOASA。くんもエイプリルフールは大好きやろ?www」

今年は準備期間が短かったなぁ…。

(※本文中の画像はイメージです)