“若い頃 鉄道模型と引き換えに手に入れたモノ”

と言えばカッコ良いんですが、要は興味の対象が移っただけのお話なんですけどね(笑)

ワタクシの年代の人で、幼少期から現在まで一貫して鉄オタである人が一番カッコ良いと思います。





高校一年の時、中学の同級生に誘われて行った尼崎のライブハウスが私のライブ初体験の記憶です。

中学時代はTMnetworkに夢中だったワタクシですが、兄の影響で楽器を触る様になっていた時期でしたので、もっとハードでロックな音に飢えていたんだと思います。

そのライブを主催していた同級生の知り合いはTMnetworkのコピーバンドをなさっていたんですが、その前に出演していた若いトリオのバンドにワタクシ注目してしまいましてwww

彼らはエリッククラプトンやジミ・ヘンドリックスといった70年代前後のロックを演奏していました。

そして困った事に、Led Zeppelinの4枚目のアルバムより、“Rock and Roll”を演奏してしまったんですね。

さぁ参りました。

確かギターボーカルの人が

「Led Zeppelinやります!」

っつってたけどこれは何て曲なんや?

ちょっと人に訊ねれば分かる事なんですけどね。

同級生はそのトラップにハマってしまい、本来なら4枚目のアルバムを買うべきところ、間違って買っちゃったのが“Ⅱ”でした。

「コレにはあの曲入ってなかってんやん…」

と落胆する彼からまんまと500円でせしめたアルバムの現物がこちらです。

Led Zeppelin
“Ⅱ”

セットリストがわりにこちら♪


のちのちZepにハマってから知ってゆく事なんですが、このセカンドアルバムは信じられない経緯で録音されております。

68年に発売された1stアルバムの成功によりアトランティックからさっさと2枚目を出せ!と急かされ、イギリスとアメリカを行き来する大忙しのライブスケジュールをこなしながらレコーディングされたのがこのアルバムです。

その結果…

ベーシック・トラックは大体が『I』で使用したロンドンオリンピック・スタジオで録音されたが[4]ロサンゼルスニューヨークでも行われ、結局6つものスタジオを使ってレコーディングが行われた。”
※Wikipediaより

もうね。

ライブ盤出せばエエんちゃうの?となりそうな状況なんですが、最終的に彼らは傑作を生み出す事になります。

このアルバムより、恐らく一番有名であろうこちらの一曲をどうぞ。

“Whole Lotta Love”
(Led Zeppelin Ⅱ 1969)

ジミー・ペイジのギターリフから始まるこの楽曲は、途中いきなりジョン・ボーナムのドラムソロになり、空気を切り裂く様に被さってくるジミー・ペイジのボウイングプレイ(ピックではなくバイオリンの弓による演奏)とロバート・プラントのボーカルが衝撃です。

で、彼らの若き頃のバイタリティあふれるライブでの模様がこちら♪

“Whole Lotta Love”
(Live at Royal Albert Hall 1970)

ジョン・ポール・ジョーンズのベースとジョン・ボーナムのドラムと云う宝石の様なリズムチームを武器に縦横無尽に暴れ回るジミー・ペイジのギターがZepのライブの真骨頂だったんですが、このライブではまだまだはっちゃけ方が大人しい分タイトな演奏を聴くことが出来ます。

でもZepはやっぱりZepですwww

そんなセカンドアルバムとコラボしたホットウィールが出るなんて、そしてそんな愉快なアイテムをひと様から頂戴できるなんて、全く予想だにしなかった出来事であります。

Mattel Hotwheels

「SUPER VAN“Led Zeppelin Ⅱ”」


これはちょっと開ける勇気が無いですwww

ブリスターパック越しで失礼♪

こんなバンが宣伝で走り回ってたよ〜と言われても違和感はございません。

後部ハッチには“Brown Bomber”のロゴがございます。

もう一台手に入れたら開けてみましょうか。
アナログ盤も持ってたんですけどねぇ〜。

売っちゃったのよね〜…。


若い頃の記憶を一気に引き戻してくれる、そんなアイテムです。