なんだかんだで続いているこのシリーズ。
本日はこちらの機体をご紹介します。

【C62-17】
KATO 2019-2
“C62 東海道形”
1954年の暮れ、東海道線木曽川橋梁の強度試験中に129km/hと云う、狭軌のSLの中では世界一速い記録を出した機体がこの17号機です。

ここで簡単な来歴のご紹介。

<落成>
1948年12月30日(日立製作所 笠戸工場)
<所属歴>
1949年 1月21日 岡山機関区(使用開始は1月26日)
1950年 8月 名古屋機関区
1955年 7月 梅小路機関区
1958年 4月 下関機関区
1964年10月   広島機関区
1965年 2月 糸崎機関区
1971年 1月 稲沢第一機関区
1971年 3月8日 廃車
通常はここで解体されておしまいなんですが、この機体には続きがございます。

1971年3月
愛知県名古屋市千種区東山元町にある“東山動植物園”に搬入。
静態保存開始。

2010年2月
JR東海に返却→名古屋港へ移転。

2011年3月
JR東海“リニア・鉄道館”にて静態保存・展示を開始。
“会いに行けるC62”
それが17号機です。

走ってはくれませんが…。

せめてウチでは往年の勇姿を披露してもらいましょう。

今日のお供です。

KATO
10-534&535
“スハ44系特急「つばめ」”
7両基本&6両増結セット
あり得ませんが、もし大幅に車両を減らせと言われたら、103系と“さくら”と、そしてこの“つばめ”は死守する事でしょう。

それぐらい、私にとって大切な編成です。

そんなん言うてる間に13両編成を組成しまして…

「出発♪」

やはり原形のお姿はシンプルで美しゅうございます。

かつて名古屋機関区では、調子の良さによってナンバープレートの色を塗り分けたそうな。

直線の立ち上がりを快調に飛ばします。
しかしながらこの東海道形。
ファインスケールのC62において、唯一のコアレスモーター“非”搭載モデルなんですね。

動力機構を一新して、再度出して欲しいなぁと考えるのは、私1人ではございますまい。
いつまでも、この“つばめ”を走らせ続けるためにも、KATO様のご英断をお待ちしております。




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