民営化後も走り続けた“イゴマル”
ノスタルジーと云う言葉で片付けて良いものか分かりませんが、やっぱりゴハチは茶色い方が好きです。
しかしながら、本日のゴハチは意外にも塗色によって好き嫌いが分かれるようで…
〈EF58-150〉
ご存知JR西日本所属にて2010年代直前まで活躍した通称“イゴマルです。
まずはその数奇な車歴から。
製造/1958年(昭和33年)3月11日/東芝
新製配置/宮原
廃車/1986年(昭和61年)3月31日/吹田
車籍復活/1987年(昭和62年)3月6日/梅小路
廃車/2011年(平成23年)10月31日/宮原
実は国鉄末期に一度廃車されておるんですね。
しかしながら、まるで国鉄最後の贈り物と言わんばかりに車籍復活を遂げるわけです。
当時、私は小学生だったんですが、なんで?と思ったのが弁天町に保存されていたマイテ49-2の復活。
※画像はKATO製“マイテ49-1”
あの頃はにわかに“レトロ”とか“ヴィンテージ”とかそう云う懐古趣味的な流行が来ていたように思います。
折からの好景気のさなか、じゃあせっかくのマイテに今そこにあるゴハチを組み合わせればええんやないの?と云う発想が出て来てもおかしくは無いわけで。
で、どちらかと言えば標準色の姿の方が馴染みが深い方の多かった150号機を茶色く塗っちゃいまして、ガンガン走らせると云う愉快な現象が起きたわけです。
形態としてもオリジナルに近い機体でしたので、目をつけられやすいと言えばそうなのかも知れません。
さてさて、ウチではイゴマルを走らせる時は適当な茶色い旧客を4両とマイテ49を用意します。
平成初期の世の中を駆け抜けた感じに仕立てて当時を偲びます。
ガンダムの生みの親として有名な富野由悠季さんはある時期まで、
「Ζ(ゼータ)は見直した事がありません。アレはガンダムが儲かると分かっている連中に無理やり作らされたものだからです」
と話してらっしゃった事がございましたが、関係者からすればこのイベント列車こそ“儲かる事が分かっている”ネタだったのかもしれません。
あともうひと編成、ついつい組み合わせちゃうのがこちら♪
“サロンカーなにわ”も必須でございましょう。
KATOのイゴマルには何故か“なにわ”のヘッドマークが付いておりましたが(笑)今回は無しで。
実はこのペアリングを生で見たことは無いのですが、案外お似合いやなぁと感じたりしております。
今は京都で余生を過ごすイゴマル。
1日でも長く美しい姿で保存されることを願って止みません。
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