やっぱりお客が来てナンボでしょ♪


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前回、やや強引な計算ではありますが、なかなか儲かるもんでもないですねと云う下世話なお話をしておりました。

博物館と云う性格上、資料の収集や分析・研究、来館者への公開・解説、が大切でありますし、研究員さんが外に出て調査・研究に勤しむ事も非常に大切であります。

実際、28年度に関しては

  • 登録鉄道文化財 調査18件 指定16件

と云う成果も上げておるのだとか。

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そして、京都鉄博が掲げておる大切な柱として、体験型の施設であることを打ち出してある点も見逃せません。

実際、弁天町から引き継いだ101系のカットモデルは今でも扉の開閉やパンタグラフの上げ下げが出来ますし、抽選ではありますが、現役の車掌さんが教えてくれる車掌体験や運転シミュレーター体験などもガンガン取り組んでらっしゃいます。


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また、JRの本線と繋がっている引き込み線を最大限に活用して、普段至近距離で見ることの叶わない様な機関車や事業用車両がひょっこりと展示されたりするのもリピーター獲得に一役買っておると考えます。

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鉄道を扱う博物館として、鉄道事業への理解を深めてもらうにも、まずは来てもらわない事には手も足も出ません。

ましてや、独立して安定的に存続させるためにもやはり集客力の維持向上は大切な課題であります。

幸か不幸か、関西には遊園地と呼べるものがひらパーと生駒山上遊園地とUSJぐらいしかございません。

集客面のライバルと呼べるものが少ない現状を生かして来館者数を確保する事は何ら悪いことでは無いと思います。

個人的には、全くのノンポリ層に興味を持ってもらう・足を運んでもらうと云う点では成功しておるのではないかな? と感じております。

京都鉄博に関しては、“その先”に進もうとすると少し物足りなさが出る点が好事家に指摘される部分であろうなと推察します。

幸い、JR西日本の管内では国鉄時代から活躍する車両がまだまだ残っておりますし、何よりも動態・静態合わせて20機もの蒸気機関車が並んでいるところなど他には無いですよね。

そう考えると、博物館の維持・拡大・発展に向けてまだまだ来館者になり得るユーザーの掘り起こしを行うのも、そう野暮なことでは無いと考えます。

京都鉄道博物館の“中身が薄い”とか“テーマパークじゃねーぞ”と突っ込むには、まだ数年先まで見守ってからでもええんでないかい?

一先ずこう提言してこのお話を締めようと思います。

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京都鉄道博物館