これだから旧客はやめられない…。
だいせんのセットを買って来て最初に気になったのが、他でもないスロ54です。
あれ?ウチにもあったぞ?と云うわけで集合♪
何でこんなに見た目が違うんや?と云うことで、ウィキペディア先生のお力を借ります。
~引用スタート~
〈スロ54〉
スロ53に続いて特急用として製造されたリクライニングシート付き特別2等車(特ロ、後の1等車→グリーン車)で、1952年から1955年にかけて47両が製造された。
0番台
特急用として新製されたグループで、1952年から1955年にかけて近畿車輌、日本車輌、汽車製造で47両製造された。基本設計はスロ53形と変わらないが、新製時より室内灯に蛍光灯を採用したためスロ53形とは別形式となっている。スロ53形では荷物棚が鋼板製であったが、荷物の置き忘れが多いためステンレスパイプに変更されている。定員はスロ53形と同じ48名で、台車は防振ゴム付きのTR40Bを装着する。スハ43系としては唯一、冷房取付改造の対象形式となったため、1964年に2両が先行試作として床下冷房装置を取り付けマロ55形となった。残りの45両については 1966年と1967年に低屋根化して屋根上にAU13Aユニットクーラーを5台取り付け(電源はディーゼル発電機式)、重量増加を抑えるために台車をスハネ30形やスロ43形などのTR23DまたはTR23Eと交換した。床下冷房装置を取り付けた2両のマロ55形についてもスロ43形のTR23Eと振り替えて軽量化されたため、1965年にスロ54形に再編入された。さらに 1968年と1969年に11両が北海道向け改造を行いスロ54 501 - スロ54 511へ改造された。
500番台
北海道向けに改造されたグループで、1968年と1969年に五稜郭工場で11両が改造された。北海道向けに客窓の二重窓化等の耐寒改造が施工されており、台車はベルト式発電機から歯車駆動方式の車軸発電機に変更された。
~引用終わり~
そもそも近代化されることを前提に作られたようで、引用文にもある様に荷物棚がステンレスパイプで作られたり照明が蛍光灯だったりと、“その後”を意識して設計されておった様です。
今後もし室内灯を付けるなら、白色にした方が良さげですね。
ではそれぞれ見てみましょう。
まずは10-1449“だいせん”基本7両セットより。
〈スロ54-2037〉
公式側
遠景
非公式側
やはり1番の特徴はクーラーを載せるために低くされた屋根ですね。
また、台車がTR23に変更されておるのもこのモデルの特徴です。さらに言えば床下も少し違います。2000番台を名乗っておりますので、電気暖房が使えるようになっておるはずです。
続いて10-1423“かもめ”中期編成3両増結セットより。
〈スロ54-28〉
公式側
遠景
非公式側
こうやって見ると、さすがに新製時期から近い時代が設定されておるだけあって、オリジナルはこんな感じなんでしょう。
特に非公式側から見ると、床下のスッキリさが分かりやすいですね。
最後にこちら、10-235青大将“はと”増結5両セットより。
〈スロ54-43〉
公式側
遠景
非公式側
47両造られたうちの43号と云うことで、実車では生産末期のモデルと言っても良いでしょう。
ただし、“かもめ”のセットの28号とは色が違うだけです。
そして青い帯は無しです。
ちなみに28号・43号ともに、台車はTR47を履いています。
最後に記念撮影♪
スロ54を通して改めて感じたんですが、時代や場面によってこれだけ変化する旧客は、やっぱりやめられませんね。
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