本日は、関西の私鉄に詳しい方なら「何を今更…(苦笑)」となる様なお話しです。
実際このネタの下調べをしている時に何件か言及していらっしゃるブログも拝見しました。

今日のお題は能勢電鉄の日生中央駅です。

「ども♪」

イメージ 1

写真は昨年の春です。

能勢電鉄の山下駅から分岐する日生線唯一の駅であり、兵庫県の東の端、川西市と猪名川町にまたがる広大な住宅地“日生ニュータウン”の最寄駅です。

この駅の留置線が、山下駅側とは反対側にございます。

イメージ 2


ここで一度、最近頻繁に活用しているグーグルアースさんに助けてもらいましょう。

イメージ 3


この画像の上の方が山下側で、下の方が留置線となります。

山下側を拡大。

イメージ 4


トンネルのそばに、いわゆるダブルクロスがありますね。

では留置線側。

イメージ 5


線路が2本ございますが、特にポイントなどで繋がってはいません。

で、もう一度。

イメージ 6


実はこの列車、動いていません。

同じ線路上に4連が2本留置されておりまして、一本はホームのそばまで近づいております。

この構図だと、まるで走って来た列車がホームに滑り込むかの様に見えますよね。

そうなんです。
実は日生線はここで終わりでは無かったはずなんですね。

当初の計画では現在の猪名川町白金&若葉、いわゆる“猪名川パークタウン”と呼ばれるエリアまで延伸する計画だったそうです。

イメージ 7

この画像の上の方。
“earth”のすぐ下の赤い屋根が日生中央駅で、下の方の大きな住宅地が猪名川パークタウンと呼ばれるエリアです。

ここまで来てたら便利やったでしょうねぇ。

何でも環境面の不安から計画が頓挫したんだそうでして、現在は日生中央駅から猪名川パークタウンに行くには、バスかタクシーか自家用車を利用することになります。

こんな時こそLRTじゃないの?と思うのですが、今後の爆発的な人口増加が見込めなければ現実的では無いですね。

大阪モノレール彩都線の延伸も断念されましたが、他人事ではございませんね。

全国各地に同じ様なニュータウンが存在しますが、大都市郊外に位置する住宅地の悲哀を感じるお話しでした。


Swallowtail
http://swallowtailc62.blog.fc2.com

Instagram
https://www.instagram.com/koasarocks/

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCPy007RRix1LAYk8vkPMQDQ

電車、走らなくても良いんだけど…鐵道模型
http://mahorobatetsudou.blog.fc2.com/