自らの模型撮影時の様子をあえて公開し、こうやったらもっと良くなるんちゃう?と云うお話しを頂戴しようと云う図々しい記事の第二弾です。

まずお話しするのは…

基本の基のハナシなんですが、皆さん証明写真って撮った事ありますよね?

写真屋時代、接客をする事は無かったものの、この証明写真の基本だけは習いまして、簡単に言うと
「上も下も切れちゃダメ」
と云う事でした。

上と云うのは頭頂部ですね。

下は難しいんですが、自分の解釈としては、男性のネクタイの結び目の下ぐらいまで。
これより上で切れると首がハネられた様になります。

で、これの応用と云えばこんな写真やないでしょうか。

イメージ 1


買って来たのをいじる前のご紹介写真です。
厳密に云えばコレも車両がセンターから少し気持ち悪い方にズレてますので、80点上げられるかな?と云う出来なんですが、一先ず上=パンタグラフのてっぺんと下=スカートの裾下辺りまでが切れない様に注意しています。

意図的に強調したい場合を除き、正面から撮る時はこの“上下”だけはハズさない様にしております。

バランスという事でいえば、フレームの中でぼんやりとグリッドを意識する様にしています。

イメージ 2


こんなに明確にはイメージ出来ませんが(笑)

なるべく見せたい部分、このEF60で云えば正面の運転席付近の“顔”にあたる部分を強調したいので、左隅の4マス分に収まる様に意識しております。

右隅に集めてもええんですけどね♪

あまり上のマスの方に“重たい”被写体を持ってこない様に気をつけています。

また、このグリッドを意識して、水平方向や垂直方向の修正をかけなくて良い様に気をつけます。

ただ、対象が小さいモノですから、どうしても狙った所に収まらないことが多いと申しますか、正直ほとんどです。

こういう時は迷わずトリミングをして不要な部分をカットしております。

また、発色が気に入らない時は、明るさやコントラストを調整して納得できる範囲に調整しております。

具体的にこんな感じ。

元の画像。

イメージ 3


トリミング開始。

イメージ 4


寄りまくって明るさを調整したもの。

イメージ 5


詐欺メイクと言われそうな寄り方です(汗)

でも使えるものは使う主義ですもので(笑)

この作業の中でも先ほどの2点は意識しております。

ええ機材使えればもっと鮮明に撮れるんでしょうけどね♪

トリミングを使えばある程度は見られる画像に加工する事は出来ますが、やはり大切なのは素材です。

ピントがちゃんと合っていて、それなりに明るく照らされている事が前提である事は言うまでもございません。

また、回転機能で角度の微調整が出来たりもするのですが、90度単位で回転させるならともかく、ちょっといじって水平を出したいなんて欲を出すと、せっかく撮った画像が歪んでしまって時空を超越しますのでご注意を♪

先ほどのグリッドを意識するときに水平&垂直方向を意識するのはこのためです。

※欲張ってダメになった例

イメージ 6

PFがひしゃげてますねwww


実は入線時の整備風景や、レイアウトに持って行った時の車両単体での撮影で注意しているのは大まかに云うとこの2点ぐらいやったりします。

長くなって来ましたので、記事を分けて次回に続けます。

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コメント(6)
顔アイコンkus*****
管理人様 はじめまして
ブログサイト「鉄道に萌え」の管理人をしておりますHN
くさたんと申しますm(_ _)m
たまたま鉄道コムにて管理人様の記事を拝見してご訪問させて
頂きました(^^;インスタでは既にフォローさせて頂いて
おります。
2017/4/27(木) 午後 0:20
<<返信する
削除
顔アイコンkus*****
鉄道模型の撮り方(実は私も元某埼玉地盤の写真屋さんチェーン店
の店長をしており、スタジオ撮影などしておりました)
についてですが私の場合実車を撮影する目線を大事にして
おります。どしても1/150という小さいサイズなので上から
俯瞰した構図になりがちですが私の場合背景が許せばなるべく
道床より見上げる付近から模型車両の台車よりやや上くらい
にレンズを向けています(たぶん一眼だとムリです)
私はNIKONのマクロ1cmが可能なコンデジを愛用しています。
またマクロモードで私は出来るだけ背景(洋服や壁など)
どうしても映り込んでしまうモノをぼかす為に望遠側で
背景をぼかして撮影しています。(ホントはバック紙なんでしょうがそこまで拘っているときりがないので・・・)
結論から言うと私の場合は線路から実車を撮影する目線が
基本に撮影するように心がけしております。
構図については水平が狂うとかなりヘンテコになりますので
簡易三脚は必須です(室内では手ぶれぼけもあるため)
このような感じです。色々偉そうに~語りましたが
実はダメダメです(笑)
2017/4/27(木) 午後 0:21
<<返信する
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顔アイコンkus*****
長々と長文失礼いたしました。
今後共ブログ拝見させて頂きますので宜しくお願い
致します。
追伸・・・Yuotebeのチャンネル登録させて頂きました(^^;
2017/4/27(木) 午後 0:24
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KOASA。
> kus*****さん
はじめまして、ご訪問ありがとうございます!

拙いブログとブログ主ですが
どうぞよろしくお願いします。

実は、くさたんさんのブログ“鉄道に萌えは鉄模に戻って来た頃からずーっと拝見しておりまして、まさかのおいでに感謝感激であります。

ブログやってて良かったぁ…
(^。^)
2017/4/27(木) 午後 6:37
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KOASA。
> kus*****さん
貴重なお話をありがとうございます。

自分もやれる中で工夫をしておりまして、三脚よりも簡単な車載用のバイスクリップを使っております。

しかしながら、模型の撮影に有利とされるコンデジを使う様になったら、ご指摘の様に小さな三脚を使う様になると思います。

今は撮影機材より車輌優先で資材を投入しております…。

流石にスタジオ撮影もこなされていただけあって、御ブログやインスタグラムで拝見する写真は素敵なものばかりでいつも楽しく拝見しております。

実車を見る目線と云うのは自分も目指しておりまして、iPhoneを逆さまにしてみたりして色々試しております。

静止画はまだ弄る余地がありますが、動画は特に難しいですね。
今回は動画には触れておりませんのでここでは割愛いたします。

背景のボカしも参考にいたします。

ピントを合わせる時に背景の深さ(?)などを意識して、最悪アプリケーションでどうにかしようと思っています。

この様にテクノロジーでどうにかしようと云う下心が、自分の腕が上がらない原因かも知れません…
(^_^;)
2017/4/27(木) 午後 6:47
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KOASA。
> kus*****さん
ちなみに長文は大歓迎ですのでお気になさらず、気になった点はどうぞご指摘下さいませ。

実はあと2本、このシリーズが続きます。

編成撮りのお話をするのですが、これもまたちゃんと考えると難しいですね。

YouTubeもご登録いただけたとの事で、重ねてありがとうございます。

やれる範囲で鉄道模型と触れ合っている様子をニヤニヤとご覧いただければと思います。

当方、ノリも中身も実に軽~いブログですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪
2017/4/27(木) 午後 6:52