全国ワースト5の犯罪件数がある県警捜査一課に配属されたキャリア警察官新人の甲斐。警官一万人以上の所属する大所帯で、実地経験がないままに、管理官として、陣頭指揮をとることになる。

まずは、管内で頻発する放火事件の捜査。そして、殺害事件。

県警の本部長には長年懸念の問題があった。県下有数の企業家酒井の暗部を暴き出し、罪を問うこと。いくつもの企業を経営する酒井は、県警内部にも力を及ぼし、全く犯罪の証拠を残さずに始末してきた。

十数年前に殉職した刑事の事件に端をはっする酒井に関連する事件。捜査と共に頻発する事件、見せしめと思われる警察関係者の死体遺棄や不審死。警察内部に内通者がいるのか、黒幕は誰か?

最初はバカにされつつも、果敢に事件に取り組む甲斐に、一課長の大東、一課四係班長渡辺、所轄刑事阿南らの協力を得て、次第に捜査の主導権を握っていく。

亡き刑事の馴染みの店で知り合った女性成美とのつきあい、その店で見つけたドイツ小説。それらも最後には事件に結び付くことがわかる。わ

土曜日で、晴天。しかも、もう猛暑ではない心地よい秋晴れ。

お出掛け日和といわれるが、私は自宅でのんびり過ごす。実は金がない。年金はいるまで、まだ一週間。ぎりぎりかな。

それに、別居している息子の嫁の出産予定日が今日。延びることも多いから、まあのんびり構えている。息子も娘も一ヶ月近く延びて、生まれてきたから。


予報では明日明後日は雨が降るかも知れないという。悩ましいことだ。

明日は市民運動会。地元の自治会役員なので、準備をして来たし、明日は、地元の会場準備のために、早朝に出掛けなければならない。朝六時に集まって、テントや長椅子など、選手に渡す景品などを車に積み込み、会場の小学校にいき、設営しなければならない。開始までの二時間で済まさないと。あと、観客がどれだけ集まるか?

問題は天気。朝からの雨なら中止だが、さて、どうなることか?


るアパートで独り暮らしをしていた女子高生の佳恵。再婚した父親は仕事もしないで遊び暮らすひどい男。佳恵がバイトでためた金さえ、勝手に持ち出す。さらに、大家から家賃をもらってないから、出てほしいと言われ、途方にくれていた矢先。

祖母の遺言で相続人になったと聞かされ、確認のためにと、新潟へ連れていかれる。亡き母親雅子にかわって相続したのは、これから進学するための費用分の金と猫。

他に相続人は、祖母の再婚相手の連れ子だった伯母利沙子と、雅子の弟の叔父幸太郎。利沙子は金にだらしなく、借金まみれの五十代。幸太郎は塾講師をしてるが、女装趣味。

祖母のはとこだという環が、祖母の同居人で、遺言執行人。

自宅の土地、建物は亡き祖父の意向で、利沙子が相続。幸太郎には祖歩が持っていた時価一千万あまりのダイヤの指輪。

ただ、問題があった。

不動産登記がしっかりされていなくて、相続人が利沙子以外に、十数人いて、全員が放棄に同意してくれないと、簡単には利沙子の自由にはならない。

ダイヤの指輪は家にあるというが、いくら探しても見つからない。

さらに、相続が完了するまでは、三人ともに、祖母の家に暮らさなければいけないという条件がある。

そんな事情で、いっしょに暮らし始めた四人の疑似家族。相続を完了させ、将来の見込みがつくまでの、四人の奮闘を描いた作品。

シェアハウスものはいくつか読んできて、悪くないなと思っていた。最初は疎遠で、対立もしていた同居人が最後には和解し、幸せになる感動物語が多い。

これも半ばくらいまでは、先行き不安だったが、最後には無事に済み、疑似家族が新たな家族となって、よかった。

初めての作家だが、他の作品も読んでみたくなった。