奇妙な物語。刑事が出てくるから警察小説の一種かと、借りては見たが。

都内で自殺事件が続いた。被害者間にはなんの共通点もない、バラバラの事件だと思われたが。

ひとつだけ共通点があった。遺体のどこかに同じ文字のタトゥーシールが貼ってあった。日と非をたてに並べた文字。

意味もなければ読みもない、幽霊文字と呼ばれる奇妙な文字。JIS規格にははいっていて、それがタイトルの数字とアルファベット。

普通の捜査では埒が明かないと、担当したのは警視庁総務課所属の別室と呼ばれる部署。女性警部山本と男性警部補早川の二人だけの部署。実態が曖昧で犯罪性の立証が難しい事件を観念的に捜査する。

そんな二人が自殺者たちの関連や残された文字の意味を考えながら捜査を進めていくが、…。

結局は最初の自殺者が偶然見つけた石碑に描かれたものを、文字に当てはめたのが、問題の幽霊文字。答えのない問いと同じで、いつまでも考え続けるのにうってつけ。自分の死後にも同じような自殺志願者たちに考えさせてみようか、そんな思いが発端の事件かもしれない。そんな説明を、最初の自殺者のバイト仲間で、公安警察に繋がる男から話を聞いた二人の別室刑事たちは納得し、捜査は終わる。


正直よくわからないまま終わった感じで、あまり面白くもなかった。