まあ、本格ミステリーのたぐいなんだろうが、やはり面白くはなかった。

定職にもつかず、日々をだらだらと過ごす十九才のフリーターの主人公は、同じような年上のいとこに誘われて、知性の窓という怪しげな能力研究団体に、超能力者として潜入。団体のシンボルが主人公の幼馴染みだった。山奥にある研究所には、超能力者をじしょうするものや研究者など十人ほどが共同生活をしている。

その主宰者が自室で、首をチェーンソーで切断されて死んでいるのが見つかる。部屋にはいるキーは娘の未来しか持ってない。警察に知らせれば、主宰者とシンボルを失い、団体がたちいかなくなる。生け贄の容疑者にされかけた主人公は、自らで真犯人を突き止めると宣言したものの、素人探偵では、話を聞いて回るしかできない。しかし、最後にはとっぴな推理を述べて、すでに死んでいた少年が犯人だと指摘する。誰も納得はしないものの、結局は研究所存続のために、すべてを隠蔽することに。

その後社会に戻ったいとこが、自首を勧めてきたために殺害、さらには主人公までが殺されて終わり。

なんかなあ、楽しくはないな。面白くもない。