どうにか最後まで読めたものの、いまいたよくわからない。
スウェーデン南部のバルト海に浮かぶ群島のひとつで、独り暮らしをする七十才のもと医師の老人。ある夜火事にあい、木造の家を全焼し、住むところも持ち物もすべてなくしてしまう。おまけに、火事の原因が不明のままだし、孤島でよそ者もみつからないことから、警察に保険金目当ての放火だと疑われる。
結婚はしてないが、若い頃に付き合った女が娘を生んでいた。その女は死の前に彼のもとですごし、葬られた。娘は去り、トレーラーハウスを残していった。
住む場所がない彼はトレーラーハウスに住むことに。
もと郵便瓶配達人のヤンソンという知人の助けで本土にいって、暮らしの買い物などをしてひといきつく。火事から逃げるとき、同じ左足のブーツをはいてしまい、新たに注文したものの、それがなかなか届かない。それがタイトルのブーツらしい。一年後、疑いが晴れ、保険金が降り、新たな家ができる頃に、新しいブーツは届く。
世界を放浪して、何をして暮らしているのか知らなかった娘から助けを求める電話があり、主人公はパリに飛ぶ。パリですりを働き逮捕されたとわかる。娘はアルジェリア人の夫と、難病を抱えるその弟がいて、かなり貧しい暮らしをしていて、スリは常習らしい。大使館を通じて、優秀な弁護士を雇い、なんとか娘は釈放される。
自宅の火事の取材に来た三十代の女性記者にひかれ、老いらくの恋心を抱く。彼女にはナチスだった祖父を持つという秘密を抱えていて、主人公を拒絶もせずに、なんか中途半端な関係が続く。娘のためにパリに向かう際にも、彼女を呼び出し、なぜか彼女もパリにやって来る。肉体関係こそしないものの、ひとつ部屋で寝たり、なんか不思議な関係。
その頃に群島の他の島でもいくつか放火事件が起こり、主人公の疑いが晴れるとともに、住民たちの間で犯人探しが始まる。
主人公は長年友人だったもと郵便配達人に疑いを抱き、留守の家に忍び込み、証拠らしきものも見つけるものの、警察には言わす、本人に問いただす。彼は、否定もせずに去り、さらに行方を探さないでと書き置きをして、海の彼方に去る。
結局犯人だったかどうかは曖昧のまま物語は終わり、なんか中途半端で、楽しめなかった。