不思議なことに、偶然にたような作品を一緒に借りてしまうことがある。これもそう、ホラーミステリーとも言えるし、サスペンスとも言える。
主人公は21歳の女性マロリー。高校生のときに長距離走で記録をだし、大学にも入れる予定だったが、自動車事故を起こし、妹をなくしたことが切っ掛けで、薬物依存となり、今は施設にいる。一年半薬物をとらないまでに回復した彼女に、相談役のラッセルは仕事を紹介する。ニュージャージー州の郊外にある町に引っ越してきたマックスウェル夫妻の一人息子テディのベビーシッター。
屋敷内にある小屋を部屋として与えられ、両親が仕事でいない日中に、テディの相手を勤める。裏には森もあり、テディとの散歩コースとなり、穏やかな日々が続いたある日。絵を描くのが好きなテディが、いつものかわいらしい絵ではなく、奇妙な絵を描くようになる。森のなかで死体の女性を引きずっている男の絵。森の中の出来事と思われるさまざまな絵を描くようになる。しかも次第に子供らしくないうまい絵を。
この森では昔、絵描きの女性が行方不明になっていて、マロリーの住む小屋にアトリエがあったことを知る。
彼女は殺されたのか?
部屋にこもったテディが誰かと話しているような声を聞くことも。もしかして、殺された画家が彼に何か働きかけているのか?
無神論者のマックスウェル夫妻には相談できず、隣家の女性に相談する。霊能力があり、薬物を使う彼女には近づくなと夫妻には止められていたが。
隣で芝かりをしていた青年エイリアンと知り合い、一緒に絵の謎解きを始める。
隣家と関わったことが知られ、首にされたマロリー。最後の夜に、夫妻は正体を現す。マロリーとテディに迫るマックスウェル夫人の魔の手?
テディが書いたとされる奇妙な絵がみなイラストとして挿入されていて、作品の一部となっているのも興味深い。