少し馬鹿馬鹿しいが、結構面白かった。
深川署で十数年勤め、定年まで行けるかと思っていたベテラン刑事の只倉は、いきなり異動を命じられる。それも警察庁の地下四階にある第二週未解決事件整理係。いったいどんな仕事なのか見当もつかない彼に、出勤時に牛斧係長は、説明する。全国で起きた第二週未解決事件、呪いとか心霊とか、そういうものが関わり未解決になった事件を、全国の警察から報告を受けている。それを記録し、データ~ベース化することで、なにかパターンとかがわかり、対策がたてられるかもしれない。それらの報告書を吟味し、人間により起こされた疑いがあれば、現地に行き再調査し、再調査で解決できそうなら、現地の署に事件を差し戻す。
この係は陰では、警察庁呪われ係と呼ばれていた。
最初は腐っていた只倉だったが、不振を感じた事件をいくつか再調査して、見事に差し戻しにして、事件を解決する手柄をたてる。
同じ頃に、優等生だった娘が、付き合っている男を連れてくる。和服を着て、怪談師をしていると言う。関内炎月。怖い話、不思議な話を収集し、お客様の前で語ると言う、只倉にはうさんくさいやつにしか見えない男。
只倉が持ち帰った事件の報告書を勝手に盗み見て、それが気に入り、次の講座で語りたいなどと言い出す。酒好きだと聞いてきたか、全国の銘酒で手にいれにくい高価な日本酒を、客からの差し入れだと土産に持ってくる。
最初は毛嫌いしていた炎月にいつの間にか丸め込まれ、彼が出演するネット上の番組に、怪談否定派として出演し、喝采を浴び、怪談刑事の異名までもらう。
再調査の過程で、只倉は霊的存在が見えるようになり、その霊がつくことで、彼の回りに不幸が訪れる、ラストの事件。
それをも見事に解決する只倉刑事。