ん?と思わせるラストに、何なんだ。

人の心をもつAIロボットの開発にたずさわる特任教授の胡桃沢宙太。数年前にひき逃げにあい、妻と息子をなくし、自身も下半身不随となり、車椅子生活を送る

。彼が中心となるKCプロジェクトを開始する記念イベントで、AIの歴史をふりかえる映像のあとで、基調講演をした胡桃沢。他大学の教授四人とのパネルディスカッションまですんだ直後に、一番老いた教授が、心臓発作でなくなる。

その後、なぜかその心臓発作による死は、殺人だったと言うメールが。戦争利用を断固拒否するという彼らへの脅迫のようだ。次々と教授たちが姿を消し、殺人のメールが。そして最後に、胡桃沢の殺害予告が出て、ついに、当日を迎えるが。胡桃沢の同僚も部下も姿を消す。


まあ、ここまではサスペンスとして読めたが、そのあとの展開は、何なんだ?

実は、胡桃沢も他の教授たちもみな、ロボットであり、すでに心らしきものを持っている。それが真の心かどうかを確認するための、いわば芝居だった、と。

胡桃沢は停止。

正直ついていけない、感じかな。