かつて所轄から警視庁へ異動 して活躍したこともある女刑事魚住久江。彼女は殺された人の捜査することはむなしく感じられ、まだ殺されていない人々を救う捜査の方がいいと、所轄に異動して、あちこちを回ってきた。今は練馬署の刑事組織犯罪対策課の巡査部長。
そんな彼女が直面する事件を描いた短編集。華やかな事件はないが、いろんな犯罪があり、そこには表面には現れていない秘密が、真相がある。
幼児が溺死し、母親が行方不明の事件。
帰宅途中の女子大生が襲われ、腹部を刺された事件。
帰宅途中の女子大生が抱きつかれた事件。
印刷工場内で社員が二人傷害された事件。
妻に刺されたと救急車で運ばれた男の事件。
酒気帯び運転で友人をひき殺しかけた男の事件。
わずかな手がかり、違和感から、事件の真相にたどり着く魚住刑事の活躍を描いた作品。なかなか面白かった。