ギンイチ消防士、神谷夏美シリーズ三部作の最終。超高層ビル、豪華客船に続く今作の舞台は、新宿地下街。

クリスマスイブの夜、地下街で待ち合わせをした夏美だが、遅れたために、緊急出動に参加することに。

地下街のあちこちから同時に発生した火事に、パニックになる。

社会に恨みを持ち、自殺願望のあるものたちが、何者かにそそのかされて起こした事件。

広い範囲で火災が起こり、消防士が突入できるところも限られていて、困難を極める。しかも、重大な障害が見つかる。

マグネシウムを利用したパソコンやゲーム機の発売イベントがあり、そのブースがあちこちにあり、危険な状態。高温で溶けたマグネシウムに水がかかると、大爆発を起こし、地下街で繋がる新宿一帯が崩壊すれば、何万人もの犠牲が出る。マグネシウムが溶けるまでに周辺の火事をおさめようとした村田は現場で殉職。

マグネシウム爆破を止める奇策は、上階の床に砂をおき、爆発物で一気にブースに落として埋め、酸素を切り離すこと。

しかし、雪降る日に、乾いた砂を大量に集められない。夏美の発案で砂に変えて、作戦を実行することに。

ブース付近は水で消火できないので、空気温は上がるばかり。危険な状態のなかを、思い装備の他に塩袋をかついで、現場までいかないといけない。さらに爆発物を設置して、戻るのは命がけの作業。

名もない人々の命を助けるために体をはり、命さえもかける消防士たちの活躍を描いた作品。