自分を利用して金儲けをする母親から逃げ出して、広島から東京に家出をした17才の桧山光希。安い漫画喫茶に泊まり込み、18才の誕生日には、母親の戸籍から離籍して独立しようと決めていた。
そんな光希をコンビニ前で見かけた作業着姿のヤンキーぽい男に声をかけられた。それが縁で、その男、ヨーヘイさんが営む足場工事の会社でバイトすることになる。一緒にいた先輩社員、奥さんが遺産相続したアパートの一室に住むことになる。
ただ、その部屋にはひとつ問題があった。心霊現象か?時々電灯が消えるのだと言う。先輩の頭島さんと共に、奥さんの説明を聞いていた光希は、久しぶりに幽霊を見た。と、いきなり、頭島さんがその幽霊を捕まえて、殴り付けた。なんと、頭島さんは幽霊は見えないが、手でさわることができるらしい。
問題の幽霊は逃げ出して、以後心霊現象は起きなくなった。公にはしなかったが、それを知った知人から彼らは、幽霊退治の依頼を受けることになり、三人がコンビをくみ、活躍することになる。
光希は幼い頃から見える子で、両親にしかられたり粗末にされたが、その能力になれ、自由にコントロールできるようになると、母親は幽霊退治を商売するようになり、愛想をつかした父親は離婚して家を出た。
母親の商売と光希の能力が噂になり、孤立化した光希だが、中学時代に親友ができたものの、事故死してしまう。以来幽霊が見えなくなった光希。それを知りながらいかさま商売を続ける母親に愛想をつけて、家出した光希。
親友が死んだのは自分のせいだと悩んできた光希の前に、ラストには親友が姿を見せる。実はずっと光希のそばにいて、見守っていたのだと。
光希に、彼を守ってくれる先輩の奥さんと頭島さんがいることを確認して、彼は姿を消す。
なかなか面白かったし、よかった。