警視庁捜査一課の刑事、碓氷弘一が、異色な専門かと相棒となり、事件捜査をするシリーズの第一作。

朝のラッシュ時に混雑する地下鉄駅構内で爆弾テロが発生。死傷者三百人を越える大惨事となる。

いち早く捜査本部が立ち上がったものの、刑事部と公安部が協力しと、捜査が進むわけもなく、最初は混乱するばかり。

前夜、当直時に犯人からの予告を電話で受けた碓氷部長刑事は、半信半疑で、上司に報告せず、所轄署に連絡。所轄は一応捜索をしたものの、見つけられなかった。

その対応に責任を感じていた碓氷は、汚名挽回と捜査に望んでいた。

政府上層部からの指示で、陸上自衛隊員で、爆発物に詳しい男が送り込まれ、碓氷と共に特別班として、自由に捜査をすることが許される。

犯人の目的が不明なまま、難航するも、爆発物の残骸から、犯人もまたスペシャリストであると、自衛官岸辺は主張。

軍隊経験があり、爆弾作りも堪能なことから、海外の軍隊経験があり、帰国している人物に目星をつけ、ついに犯人を発見。

最後にセットした爆弾を時間内に解放することに挑戦する岸辺ら。