理系系で大学院で研究していた男性は、友人の故郷熊本で、友人の生家が地震で倒壊し、今は更地になっているのを見て、気絶してしまう。以来、人生の迷子になってしまった彼を助けてくれたのは、町田診療所で作ったごたまぜ煮のカレーだった。

そこは、料理を作ることで、本人が一番満足する料理を作ることで、癒してくれるキッチン・セラピーだった。

仕事と二人の男児の世話、夫の無関心にいらつき、我を我をいかけていた主婦は、新婚時に出会ったマンゴーを使ったバフェを作ることで癒される。

三十路半ばで内科医をしてい女性は、今は主婦となり母親になった、昔のクラスメイトにいらついていた。そんな彼女に紹介されたのは、野性動物のハンターだった。そして知った焼き肉。料理を知らない彼女でも簡単にできて、うまい焼き肉。

町田診療所のモネさんの生い立ち。双子の姉の自殺。

そんな姉の得意料理ビーンズ。姉を記念するためにできたのが、キッチン・セラピーだった。ここで癒された人々が集い、無言で料理し、無言で食べる。なき姉へのモネのメッセージ。