警視庁捜査一課の刑事碓氷弘一シリーズ第六作。

ゴールデンウィーク明けに出勤した碓氷は都内で二件の自殺と二件の殺人事件の報が届く。場所も関係者も関係がない別の事件と思われたが、すべてか前日の夜11時に起きている偶然に少し引っ掛かる。偶然かもしれないが気になる。

そんなときに捜査一課長から、碓氷の所属する第五係員か呼び出される。一課長も気にして、本当にただの偶然かどうかを師らぺルようにと。

警察庁の心理調査官藤森も呼び出され、特命捜査に協力することに。彼女によると、他にも三件の性犯罪が起きていて、不審を持っていたという。

最初はみななんの共通点も見いだせず、五里霧中だったが、被疑者がみな、同じメンタルクリニックに通院していたことかわかる。

催眠術のようなメンタルな方法で、果たして犯罪を犯させることが可能かどうか?

どうすれば実証できるが?

難課題に取り組む碓氷と藤森コンビの活躍を描く。