山村で自然のなかで生まれ成長した三姉妹、佳代、千代、三代。戦時中に苦しい少女時代をすごし、戦後復員する幼馴染みを待ち、千代は復員前に病死したものの二人は所帯をもち、ふるさとで生きてきた。麓の町にも近い村にダム建設の話がいきなり起こり、混乱する村人たち。自然豊かなふるさとを水没させたくない、佳代の夫孝光は反対運動に立ち上がるも、政府には逆らえず、次第に切り崩され、ついには孝光他わずかになり、孝光が失踪し、ついに反対運動はついえた。

ダム完成後も夫を待ち、山に住みつづけた佳代は、病死する。

町で就職し、年下の元部下と結婚した娘の雅枝は、佳代の実家を相続したものの、ダムによる立ち退きに便乗して、麓の町に一軒家を持つ。父親とは大喧嘩したものの、子供の頃から町に憧れていた彼女は去る。

気持ちが弱い夫の代わりに仕事に励んだ雅枝はがんばるもはや定年。主夫の夫とのコミュニケーションのなさを悩んでいる。

  雅枝の娘都は就職活動にはくをつけようとイタリアに留学し、ホームステイするも、一年の予定が1ヶ月で帰国し、引きこもっていた。恋人のふるさとの長野で、川が決壊し未曾有の災害というニュースを知り、思わず一人で現地へいき、彼の実家に泊まり込み、復興作業を手伝う。

三世代の女性らの生きざまを描くとともに、自然の美しさ、大事さを描いた話。